おはようございます😃

「積ん読解消コンサルタント」の浅井真美世です。


「1日1冊読めるかなチャレンジ」は、2023年1月31日に目標の1000日を達成しました。

そして、2023年8月6日よりFacebookおよびnoteにて、「本を語る」100日100冊チャレンジを始め、11月13日に、100日継続を達成しました。

さらに、2024年3月5日より今度は、

「1000日1000冊1000文字チャレンジ」を開始。


実は、5月19日に我が家のWiFi環境が悪化し、完全復旧に至る5月30日まで

SNS発信を休止していました。

そのため、このブログも半月遅れの状態で再開しています。また、時々休みも入ります。


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❶[1BOOK]

「朝鮮半島の歴史〜政争と外患の六百年」

新城道彦著 (株)新潮社 新潮選書

2023年6月20日第1刷発行 2023年11月15日第3刷発行


❷はじめに

たとえば、朝鮮王朝が韓流ドラマで描かれるような燦爛たる豊かな国だったならば、日本が経済的収奪のために併合に向かうのはある意味当然であり、「なぜ」ではなく、「どのように」併合したかが問われるであろう。実際にこれまでの研究は併合に至る手続きの合法/不法に関心が集まり、「どのように」併合したのかを論じるものがほとんどであった。しかし、朝鮮王朝末期にすでに破綻の危機にあったことを前提にすれば、日本は自国の負担になりかねない国を「なぜ」併合したのかが論点になるであろう。

その「なぜ」を突き詰めていくと、地政学的に中国・日本・ロシア・アメリカの中間に位置し、それらの国々の思惑に翻弄されてきた朝鮮半島の歴史が浮き彫りになってくる。そこに単なる悲哀だけでなく、力の均衡による奇妙な安定をみるとき、極東の歴史が世界の縮図として注目されるようになるのではないかと思う。


❸「本を語る」

韓流の歴史ドラマにハマったのは、Amazonプライムなどの配信サービスで、一気に視聴できる環境があることに気づいた時からです。テレビのように「待つ」必要がないというが、一番の魅力です。

[思いついたこと]

日本の大河ドラマと同じように、韓流の歴史ドラマにも、取り上げられる時代に偏りがあるのです。それらは、歴史の転換点であったり、「英雄」たちの活躍だったり、とにかく「輝かしい」時代を描いているわけです。最近、「六龍が飛ぶ」と「根の深い木」を連続してみているうちに、高麗の滅亡から李氏朝鮮の建国、その後の国づくりの過程が、非常に気になり出したのです。もともと歴史好きで、「世界史の中の日本史」という視点で、歴史を追いかけていた私です。その一環として、この本に出会いました。

[そして]

案の定、この本の第1章を熟読してしまいました。ドラマでは当然、主人公がヒーローで、その功績を讃え、美化するシナリオになっており、「六龍が飛ぶ」の場合、朝鮮第3代国王「太宗」李芳遠(イ・バンウォン)が中心になっています。実はこの国王は、兄弟や重臣たちをたくさん殺したことで有名です。いわゆる「悪名高い」人なのです。高麗末期に排出した優れた儒学者たちが「理想の国」を作るべく、バンウォンの父親、李成桂(イ・ソンゲ)将軍を担ぎ上げ、「朝鮮」を建国したのです。しかし、儒学的(この頃は朱子学)観点から国王の権限や大君(王や世子の兄弟)の政治参加を認めなかったため、それに反発して、儒学者たちを排除し、王が直接政治を行う体制を作り上げたのです。

[しかし]

その後継者である「世宗」(イ・ド)は、「ハングルを作った国王」として非常に人気の高い人です。それまで「漢字」は一部の人間の「ステイタス・シンボル」だったので、開発や普及に反対する勢力は強かったようです。父親「太宗」の圧力に耐え、ハングル文字の普及でも、反対派と闘っていたわけです。それを描いたのが「根の深い木」ですが、実は、こちらの方が先にできていて、評判が高く、悪役として登場する「太宗」を主人公に、後から「六龍」が作られました。そのため、架空の人物であるムヒュルやイ・バンジなどの脇役も、そのまま登場するのです。

[だからこそ]

ドラマに描かれる歴史を鵜呑みにすることは危険ですが、お隣の国の歴史を知ることは大切です。この本は、この後、20世紀の「韓国併合」や「朝鮮戦争」に至る歴史を語り、読み応え十分な内容となっています。地政学的観点からも、この600年を理解する必要があり、私はこれから、この本をじっくり読んでいきます。また、それ以前の歴史も勉強したいし、ハングルも学びたいと思っています。ただ、「ドラマが面白かった」だけでは終わりたくないですから。


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