おはようございます😃

「愛と癒しの説教おばさん」改め「積ん読解消コンサルタント」の浅井真美世です。


11冊読めるかなチャレンジ」は、去る131日に目標の1000日を達成しました。

そして、師匠である望月俊孝さんの計らいで、ヴォルテックスのセミナールームで、

念願の「達成記念講演会」を開催し、たくさんの方に参加いただきました。

これらすべては、皆さんの応援のおかげであると、心より感謝しております。


そして、Facebookにて、「本を語る」100100冊チャレンジを始めました。

こちらでは、15日遅れで発表していきます。


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「本を語る」100100冊チャレンジ 第22


❶[1BOOK]

「自分の頭で考える日本の論点」

出口治明 幻冬舎新書603 20201125


❷[3POINT]

①「はじめに」

もちろん、正解が1つとはかぎらない問題もたくさんあります。また、時間軸を変えるだけで、短期的には正しい政策が中長期的には間違っていたりすることもよくあるのです。

そのような場合でも、腹落ちするまで自分の頭で考え、自分なりの考えを選んでいくことで、人生は悔いのない、より楽しいものになります。そして、そのようなひとりひとりの営みの集積が、社会全体をよい方向に動かしていきます。


②[論点12]人間の仕事はAIに奪われるのか

貧者の武器、民主主義のツールとしてのAI

AIについては、とかく脅威論ばかりが語られがちですが、実はAIはとても便利な道具です。人間が賢くなることをサポートしてくれるし、貧者の武器にもなり得ます。

アフリカではいまカラシニコフ銃が野放しになっています。グーグルの元CEOのエリック・シュミットは、「銃を持ってきてくれたら最新のスマートフォンをただで渡す」「ネットもメールも格安で使えるようにする」といえば、すぐに危険な武器を回収できるだろうと、著書『第5の権力』(ダイヤモンド社)で述べています。そのような発想はとても大事だと思います。

もっともAIはツールなので悪用されるリスクがないわけではありません。

だからこそ、AIが台頭する時代においては、「考える力」や「探求する力」、「問いを立てる力」を身につけることが、ますます大切になってくるのです。


③[論点17]投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか

問いの立て方を変えてみよう

投資か貯蓄かという問題は、経済的な損得だけで判断できる問題ではなく、その人の人生観とでもいうべきものと深く関わっています。死ぬまでずっと通帳の残高が増え続けることを無上の喜びとする人もなかにはいるでしょう。ですが、たいていの人はそこそこの金額があればそれでいいと考えているのではないでしょうか。

そうであれば、このテーマは「投資か貯蓄か」とは違う視点で捉えることができます。すなわち、「将来や老後に対する不安を少しでも減らすにはどうすればいいのか」と、問いを立て直せばいいのです。

その問いであれば、ドルコスト平均法よりもっと簡単で効果的な方法があります。「働くこと」です。


❸[1ACTION]

[実行すること=自分との約束]

自分の老後は、自分で決める。まずは、どんな形で働き続けるのかを考える。


[思いついたこと]

つい最近まで、フルタイムの派遣の仕事をしていたのですが、思っていた以上に、自分の体力が衰えていたことに気付かされました。今後、ますます衰えていくことを考えたうえで、どうすれば働き続けることができるのか、真剣に考えています。もちろん、貯蓄はほとんどありません。同居の娘には、いつも皮肉られていますが、認知症にさえならなければ、そこそこ生きていけると思っています。


[そして]

時代は、良い方向へ向かっています。働き方の選択肢が広がって、自宅にいても稼げる方法もたくさんあります。資金がなくても事業を起こすこともできます。常識に捉われず、柔軟な発想と十分な情報収集、そして仲間との交流の中で、自分なりの「老後」を模索していると、何だかワクワクしてきました。老いるというのは、諦めることではありません。今までの知識と経験を活かして、やり残しのないように、生きていこうと決めました。


❹[1episode]

自分の頭で考えるための10のヒント

10)常識は徹底的に疑う

でも常識を疑うことは難しい。なぜなら常識のほとんどは、一見したところ、真っ当に思えるからです。

たとえば、「男と女は違うけれど平等」「男女の違いを認めたうえで平等に扱おう」という異質平等論があります。男女には統計的に有意な身体能力の差があるのはたしかなので、一見真っ当な理屈に思えます。

しかし、本当にそうかと突き詰めれば、この考えは人々の多様性を男と女という従来の常識の2つの箱に押し込めようとする、かなり抑圧的な発想です。異質平等論だとLGBTQは理解できにくくなるので、これは間違っていることがわかります。この考え方は、瀬地山角さんの『炎上CMでよみとくジェンダー論』(光文社新書)から学びました。

「個人差は性差や年齢差を超える」というのがダイバーシティの大前提です。常識を疑うことを信条としている僕でも、つい「男性あるいは女性の良いところは」とか「高齢者の生きる意味は」などと不用意に一括りにして考えてしまいがちです。

常識を疑うことは本当に難しい。自分が常識に囚われていることに気づかないから、なおさら難しい。お互い、そのことを十分に肝に銘じておきたいものです。