「好きな本を並べた本棚を、所有する」

これは究極の贅沢かもしれない。

少なくても自分にとっては、好きな本の背を眺める、

そして、手に取って読み直してみること、

それが、持っている本全部なら、もっといい。


何度も引越しをした。

特に10年ほど前の引越しの際、小説類は気前よく人にあげた。

特にそれを悲しいとも思わなく、限りあるスペースなので、

当たり前くらいに思った。

でも最近、好きで買った本を好きな時に読めない暮らし、

処分しなくては、新しい本が買えない生活は、

オカシイのでは、と思うようになってきていた。

単にスペースの問題ではなく、工夫や意識の問題。


そんな今、作家の松岡正剛氏の書棚を復元したという

「松丸本舗」は面白かった。

昨年、出来たようで、企画でなく、丸善4Fに常設。

感心する部分がズレているかもしれないけど、

まず本棚がステキだった。

簡単にいえば、凸凹の形を取り入れて、

関連の本を集めてある。

本も縦置き、横置きといろいろで、正に個人の書棚なのだ。

なのに、買えるわけで、そこが魅力。


松岡正剛という人に興味があるなら、

また、知らなくても、ある読書人の頭の部分を

覘いているような楽しさがある。

私は、多分「遊」という雑誌を読んでいて、

個性的な面白い人、と思ったのが最初。

あらゆるジャンルの本が集まっているので、

(漫画、プロレス、介護もゲイも、生物、遺伝、政治、経済も、何でも…)

自分の好きな分野の書棚が見つかると、

そこから動けなくなります。


電子書籍も出てきて、混沌として面白い現在、

東京駅に行くことがあったら、お勧めスポットです。


(丸の内北口、丸の内オアゾ内)

http://www.matsumaru-hompo.jp/index.html