「マナー大国日本の謎マナー」
そんなニュースを発見しました。
例えばお酌をする際
ビール瓶のラベルは上にする。
稟議書などのハンコは
隣の上長におじぎをしているように
やや斜めに傾けて少し下にずらす。
徳利の注ぎ口は「縁の切れ目」
を想起させるので使わない。
確かに「それいる??」
と突っ込みたくなるような
何のためのマナーなのか
よく分かりません。
そんな「謎マナー」の多い
マナー大国の日本ですが、
英国生まれのスーツスタイルの
マナーにはれっきとした
理由があります。
まずジャケットの下のボタンは
留めずに開けておく。
よく律儀に全てのボタンを
きっちり留めている方を見かけますが
これはマナー違反。
理由は単純明快
ただ窮屈そうに見えるから。
故に基本的にジャケットは
下のボタンを開けて着ることを
前提に作られています。
それではベストはどうでしょう??
ベストもジャケットと同じです。
一番下のボタンは外す。
理由もジャケットと同じく
ただ窮屈そうに見えるから。
続きましてスーツスタイルに
おけるシャツ。
シャツというのは
もともと下着です。
したがってビジネスシーンで
ジャケットを脱いでシャツ１枚
になるといことは、
下着姿を晒すようなものですから
失礼にあたります。
ですがジャケットを脱いでも
ベストを着ていれば失礼にあたりません。
とは言え既に夏場の
クールビズが定着した日本では
シャツ１枚が当たり前になっています。
中には半袖のシャツを着ている
方もいらっしゃいます。
ビジネスシーンのカジュアル化、
地球温暖化対策など
時代とともにその装いは変化します。
ゆえにシャツイチや半袖を
悪く言うつもりはありませんが、
それがスーツスタイルのルーツを
たどったときにはマナー違反に
あたるということは覚えておきましょう。
知っていてやるのと
知らずにやるのとでは
雲泥の差があります。
マナー違反だと分かっていれば
いざという時にはパッと
ジャケットを羽織るなり、
また目上の人に対して
自身の服装の失礼を
詫びることもできるでしょう。
ですが過去に「省エネルック」
として政治家が着ていた半袖スーツ。
これは絶対NGです。
だからこそ定着しなかったのでしょう。
・・・でもこれは
涼しくていいかも。
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