「出会いがない」と嘆いている方、出会いなんて本当にどこにでもある「偶然」です。
それを「必然」にするには、自分がどんな風に動くか・・・がポイントだと思います。
あの日の私達の出会いは「偶然」だった。
でも今は「必然」だと思えるんです。
今がとても幸せだから。
初めてのラブホと私の計算①
彼も彼の恋人も実家暮らし
「Hするのはどこで?」
「お互いの家のときもあるし、ラブホがほとんどかな。元々レスぎみだけど」
彼の恋人は温度差アレルギーだそうで、長くはお風呂に入れないんだとか。
「ラブホに行ったら、1時間はお風呂で・・・」がセオリーな付き合いが多かった私がそう言うと、
彼は羨ましがった。
そこで「正しいラブホの使い方」を伝授(?)することに。
近日、妻帯者の恋人とシリーズ物の映画を観る予定になっていた私は、下準備のためにビデオを借りて持参。
さらに「二人の時間」を楽しむための小道具を。
小道具といっても大人の玩具とかではなく、私流の「夜用のランジェリー」を。
普段使いもできるけれど、夜のほうが効果的な黒の総レースのキャミソール、Tバック、ガーターベルト&ストッキング
いわゆる「ドレスのためのランジェリーセット」
もちろん、彼の視覚効果を狙っての準備。
今まで年上の恋愛に馴れた男性とばかり付き合ってきた私にとっては、特別に気合を入れた準備ではなかったけれど
Hに対してあまり協力的ではない女性とばかり付き合ってきた彼には、効果覿面かと(笑
なし崩しに深まっていく関係
彼の恋人の彼に対する詮索はかなりなもので、
私との関係を続けるためには「協力者」が必要である・・・と、彼は私に説明しました。
彼の身近で、最も信頼のおける人物。
そして「私」という中途半端な存在を容認できる人物。
それが彼の母親である・・・と。
そこまでして私との関係を守りたい彼の真意は?
彼はすでに他とも息抜きできるはず。
その相手が私じゃなくてもいいのでは・・・?
考えれば考えるほどわからなかった。
だから、考えるのをやめました。
「流れに身をまかせてみよう。安易に始まった関係だから、終わりも 安易にやってくるだろう」
「こんなシュチュエーション、人生で何度もあるもんじゃない。今楽しむのも悪くないのかも」
そんな気持ちで。
情熱
オフラインにした後、すでに時間は朝の6時になっていて
私はシャワーを浴びることにしました。
当時私はオートロックの安心感から、玄関の鍵を開けっ放しにしていることが多かったんです。
シャワー中に扉の外で人の気配がしました。
思わず身構えると、彼が私に呼びかけました。
「こんなんじゃ、納得できないよ」
「・・・まって、今あがるから」
彼に終わりを告げた事を残念に思いながらも、私は彼のこの行動を
どこかで予測していた気がします。
彼の性格からいって、おそらくジっとなんてしていられないはず。
現状の彼は、話を聞いてくれる私を手放すことはできないだろう・・・と。
ズルイとは思うけれど、当時の私は
遊びにおいても優位な立場に自分を置いておきたかったのでしょう。
妻帯者の恋人との関係は、あきらかに恋人が優位な立場であったから。
でも、いてもたってもいられずに、車を飛ばして来 てしまった
彼の情熱が嬉しかった。
同時に彼の若さも眩しかった。
しばらく私が触れていないものだったから。
はじめてのすれ違い
彼が私を抱くのに慣れ始めた頃、ちょっとした事件がありました。
彼が彼の母親に、私達の関係を話した・・・と言うのです。
私は不快でした。
私達の関係は、人に知られてはいけないもの。
彼も私もお互いの恋人と別れるつもりなんてなかったんですから。
私達の関係を知る人が増えれば、それだけ漏洩する可能性があがる。
元々妻帯者の恋人を持つ私は、その辺りが敏感だったのかもしれません。
「なぜ?お母さんに話しちゃったの?」
「ウチの母親とは友人関係みたいなものだから。お前と会うためにも、アリバイ工作は必要だし、身内ならではだろ?」
・・・この人、「遊び」のルールをわかってないんだ・・・。
遊びのルールを解っていない男と遊ぶのは、ある意味危険です。
チャット上で言い合いになりました。
「申し訳ないけど、そんな風に人を巻き込まなきゃ続けられない関係なら、私は下りるわ」
そう言って、オフラインにしました。
内心、残念に思ってた。
これで終わりにするのを。
保険
そうです。私に告白してくれた男性は、私と「将来できるかもしれない恋人の子」の保健になったんです。
一人でも産んで育てたい。でも、一人で産んで育てる経済力が私に備 わっていなかった場合の保険。
そんな私に彼は言いました。
「ちょっと悔しいかも。俺は保険にすらなれないんだな」
・・・だって貴方は結婚が決まってるじゃない。
彼自身、私の妻帯者の恋人に憧れがあったのでしょう。
私みたいに「物分りのいい」愛人を持つことに。
「俺が稼げるようになるまで、もう少し待っててよ。俺の愛人にするから(笑」
冗談交じりにそう言う彼の中に、どのくらいの割合で真実の思いがあったのかはわかりません。
私が察するに、半分は冗談、半分は本心だったような・・・。
他の男性からの告白
恋人に会った翌週、趣味の友人である男性に告白されました。
その男性には、私に妻帯者の恋人がいるということは言ってありませんでした。
「お嫁さんにするなら、貴女みたいな人・・・、いや、貴女がいいんです」
咄嗟に私は考えました。(キープ・・・には最高の条件かも)
私は子供が欲しかった。出来れば愛する人の子供。
妻帯者である恋人との間には望めない・・・。でも!?
もしも・・・恋人との間に子供が出来たら、この男性と結婚しよう・・・と。
ズルいと思いますか?他の男との間に出来た子供を「貴方の子よ」と真実を隠して
育てさせることが。
私自身、酷い話だと思います(笑
「だったら、シングルマザーでいいじゃないか」・・・もっともです。
でも私は恋人と私の間の大切な子に、出来る限り苦労はさせたくなかった。
父親を知らずに育って欲しくはなかった。
真実の父親ではなくとも、きっとこの男性なら父親になれる、と。
「そんな風に考えたこともなかったので・・・。これから考えて行きますから
しばらくはお友達として、お付き合いいただけますか?」
その話を彼にしました。
彼は一言「・・・すげ~な」と。
その意味を聞くと「そこまでして恋人の子供が欲しいのか?とか、そんなに残酷になれるのか?とか・・・
そこまで恋人を愛しているのか?とか、諸々」
答えは「yes」です。「子供を産むならこの人の子がいい」そうまで思って、愛していたから。
「それなのに何故俺と?」彼の疑問はここまで続いていたと思います。
私にだってわからない・・・。何故彼と?
考えれば考えるほどわからなかった。
でもそうしないでは、いられなかったんです。
私の中の小さな変化
彼と過ごした週末の翌週、恋人と会いました。
忙しい恋人に会うのは2週間ぶり。
「他の男性と・・・」と言う罪悪感はありましたが、素直に嬉しかった。
それなのに、いざとなると
私の体が、恋人に反応しないんです。
慣れ親しんだ恋人の手・体。
たった1度、違う体を受け入れたために
それを忘れてしまうのか?
正直、うろたえていました。
そして100だった恋人への想いの20くらいが、彼に移ったことに気がつきました。
その時点では、あきらかにまだ20くらいだったはず。
だってこんなにもまだ、恋人が愛しく思えたから。
だからその20を、打ち消しにかかりました。
「同情でしかない」と思い込むことによって。
それが逆効果だということにも気付かずに・・・。
親密度が高まるにつれての安心感
横浜のドライブから1週間後・・・。
最後の「一線」を越えることになりました。
「本当に・・・いいの?」と問いかける私に
「いいんだ。もう止まらないし」と、彼は言いました。
すべてが終わった後に、罪悪感のような、怖いような、達成感のような・・・
不思議な気持ちで私の口から出た言葉は
「やっちゃったね(笑」でした。
一線を越えないままなら、まだ後戻りが出来たかもしれないのに。
そんな思いを抱えながら。
彼が私を抱こうとしてから、1ヶ月近い時間が経っていました。
その間に深まった親密度が、彼の中に
ある種の「安心感」を生み出したのでしょうか。
そうして私達は「誰にも言えない恋人同士」になりました。
ドライブ
彼とそんな関係になってから、すでに4回チャレンジしていました。
それでもどうしても「いざ」となると出来なくなってしまう・・・。
時間が必要だと思い始めていました。
そんな最中「たまには遠出をしよう」ということになり
横浜までドライブに行きました。
ごく普通の恋人同士のようなデート。
「実際に最後までいってなくても、もう付き合ってるのと一緒だろう?」
が、彼の言い分でした。
片や婚約中の身で、片や妻帯者の恋人持ちの身・・・で付き合ってると言えるのだろうか?
この間に愛情がないとしても?愛情じゃなくて同情なんじゃないか・・・?
そんな疑問が私の中をよぎりましたが、
せっかくなのでつまらないことは言わずに
彼の提案を受け入れました。
ドライブ中も食事中も、会話がとぎれることはありませんでした。
相手に聞いてみたいこと、相手に聞いて欲しいこと。
お互いにそれが多くて、時間が足りなくて。
こんなデートは二人とも、それぞれの恋人とは
久しくないことだったんです。
それが新鮮だった のでしょう。
そしてお互いの親密度に、拍車をかけてしまいました。

