いつもは私と彼の中間地点で会うのに、

今回は彼の地元で会ったので、

彼の言うままにホテルに行きました


箱型のホテルを嫌うのは、自分の車が

ホテルそばの青空駐車場に停めてるのを見られるのが嫌だからということでしたが、


彼が指定したホテルは、箱型の青空駐車場のタイプでした


そっか、私の車で行くんだから、

箱型でも、青空でも関係ないんだ…


そう言いながら、お目当てのホテルが満室なら

周辺の、箱型のホテルでも仕方なく行きました


なので、入り口すぐにタッチパネルで部屋を選ぶホテルは久しぶりで、ドキドキしました


パネルの横には、フロントの人の顔、口から下が見えるような作りになっていて…対面するのは恥ずかしいから?と思いましたが、


あ、見られたら恥ずかしいってことで、でも

フロントの方は存在してるよ!ということなんでしょうね


フロントは年配の女性で、部屋内部の写真に明かりが灯っているのは一つしかなく、


一部屋だけなんだね!


とラッキーと言わんばかりに、その写真にあるボタンを押すと、写真の明かりが消えました


すると、フロントのお姉さんが「何号室です」とかなんとか言って、じゃらじゃらする鍵を小さな小窓から私達に向けて差し出しました


彼がおずおずとその鍵を受け取ると、部屋へ向かうのに、エレベーターを探しました


5階だから…と言いながら、二機あるエレベーター上部を見ると、表示には上り専用、下り専用の文字があります


行く時はどういう意味なんだろう…と思いましたが、ほぼ2人乗りの狭いエレベーターに、これからの人と、お帰りの人が鉢合わせにならないようにという配慮なのでしょうか


彼とふたり並んだエレベーターで、窮屈だったのに、6人乗りと書いてあったのには、笑ってしまいました

大の大人を6人もこのエレベーターに乗せちゃだめだよ…


エレベーターは本来のゆっくりした開閉ではなく、すぐに閉じようとして、危うく体を挟んでしまうような勢いで締まりかけました


部屋のドア上に明かりが灯っていて、目指部屋はそこのようで、鍵を渡されたんだからと、彼が鍵穴に鍵を入れて回しても、逆に鍵を掛けたようで、何度もガチャガチャやって、ようやく入りました…