青葉まつり・すずめ 国分町も酔わす

新たにコースに加わった国分町通でも踊りが披露された=18日午後610分ごろ、仙台市青葉区

 第35回仙台・青葉まつり(まつり協賛会主催)が18日、仙台市中心部を会場に2日間の日程で開幕した。初日の宵まつりでは、すずめ踊りが商店街やJR仙台駅前などで披露され、笛や太鼓の音、すずめたちの掛け声が杜の都に響いた。

 新緑が輝く定禅寺通を舞台にした「すずめ宵流し」には踊りグループ「祭連(まづら)」105組、約3700人が参加。色とりどりの法被を着た踊り手たちが、扇子を揺らしながら軽やかに跳びはねた。

 日暮れ時には、東日本大震災からの復興を祈るちょうちんをともし、3基の仙台宵山鉾(やまぼこ)が登場した。終盤の総踊りは「それ、それ」の掛け声が一段と高まり、祭りは最高潮に達した。

 今年は東北一の繁華街、国分町通で初めて流し踊りが行われた。フィナーレを迎えた後も、稲荷小路で夜の流し踊り「宵酔(よいよい)すずめ」があった。

 協賛会によると、すずめ踊りには2日間で過去最多の152祭連、総勢約4600人が参加する見込み。