大阪万博決定:拍手と万歳 誘致関係者、喜びに沸くおーっ」。大阪市北区中之島のホテル宴会場では24日未明、2025年国際博覧会(万博)の大阪開催決定の一報が入ると、経済界や大阪府・市の幹部、議員ら総勢約300人の誘致関係者が喜びに沸いた。多くの人が両手を掲げて立ち上がり、拍手と万歳コールに包まれた。

 開催国決定の瞬間を見守ろうと、府市や経済界で作る誘致委員会が、ビューイング会を開催。150インチの巨大スクリーンで、日本の最終プレゼンテーションの録画を観賞したほか、博覧会国際事務局(BIE)総会の模様や松井一郎知事らが待機するVIPルームの様子を現地パリと結んで生中継した。

 あいさつに立った新井純副知事は「日本が大阪・関西が世界に認められたことが一番うれしい。今日から新しいスタート、25年に向けてまい進したい」と決意表明した。 関西経済連合会で万博誘致を担当した松下正幸副会長(パナソニック副会長)は「国、自治体、経済界が一体になって誘致のためにさまざまな努力を重ねたことが結実した」とあいさつした。【芝村侑美、真野敏幸、釣田祐喜】