伊調選手へのパワハラ認定=栄氏は強化本部長辞任-レスリング協会
レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨選手(ALSOK)が、日本協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けていたとの告発状が内閣府に出されていた問題で、日本協会は6日、東京都内で開いた臨時理事会で第三者機関による調査結果を公表し、栄氏から伊調選手へのパワハラ行為があったと結論付けた。栄氏は責任を取り、強化本部長を同日付で辞任した。 弁護士3人で構成された第三者機関は、2008年北京五輪後から今年3月までの栄氏の言動を調査。10年2月に同氏が伊調選手に対して「よく俺の前でレスリングできるな」と発言した件など4件をパワハラ行為と認定した。臨時理事会を終え、記者会見する日本レスリング協会の福田富昭会長(右)ら=6日午後、東京都渋谷区の岸記念体育会館 臨時理事会では再発防止策として、第三者機関から提言された内部通報制度の整備、倫理研修の徹底などを実行することを決めた。栄氏が常務理事を退くかどうかの処分は、協会とは別に行われている内閣府の調査終了後に決める。 調査前の段階で、協会はパワハラがあったとする告発状の内容を否定していた。福田富昭会長は「(最初の)感触で言ってしまった。申し訳なかった」と陳謝した。 ◇認定されたパワハラ行為 日本レスリング協会に委託された第三者機関が認定し、報告書に記した栄和人氏のパワハラ行為は次の四つ。 一、北京五輪後に栄氏の指導から離れた伊調選手に対し、2010年2月の女子合宿中に部屋に呼び、「よく俺の前でレスリングできるな」と発言した。 一、10年9月の世界選手権モスクワ大会の期間中、男子の強化担当だった田南部力コーチに対して「伊調の指導をするな」と発言した。 一、10年11月に開催された広州アジア大会代表に、選考基準を満たしていた伊調選手が選ばれなかった。選考責任者の栄氏から本人に十分な説明がなく、選考過程も不明確だった。 一、15年2月に行われた男女合同合宿中に、田南部コーチが外出したことを叱責。「目障りだ。出ていけ」などと罵倒した。外出した他のコーチに対しては何も言わなかった。
レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨選手(ALSOK)が、日本協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けていたとの告発状が内閣府に出されていた問題で、日本協会は6日、東京都内で開いた臨時理事会で第三者機関による調査結果を公表し、栄氏から伊調選手へのパワハラ行為があったと結論付けた。栄氏は責任を取り、強化本部長を同日付で辞任した。 弁護士3人で構成された第三者機関は、2008年北京五輪後から今年3月までの栄氏の言動を調査。10年2月に同氏が伊調選手に対して「よく俺の前でレスリングできるな」と発言した件など4件をパワハラ行為と認定した。臨時理事会を終え、記者会見する日本レスリング協会の福田富昭会長(右)ら=6日午後、東京都渋谷区の岸記念体育会館 臨時理事会では再発防止策として、第三者機関から提言された内部通報制度の整備、倫理研修の徹底などを実行することを決めた。栄氏が常務理事を退くかどうかの処分は、協会とは別に行われている内閣府の調査終了後に決める。 調査前の段階で、協会はパワハラがあったとする告発状の内容を否定していた。福田富昭会長は「(最初の)感触で言ってしまった。申し訳なかった」と陳謝した。 ◇認定されたパワハラ行為 日本レスリング協会に委託された第三者機関が認定し、報告書に記した栄和人氏のパワハラ行為は次の四つ。 一、北京五輪後に栄氏の指導から離れた伊調選手に対し、2010年2月の女子合宿中に部屋に呼び、「よく俺の前でレスリングできるな」と発言した。 一、10年9月の世界選手権モスクワ大会の期間中、男子の強化担当だった田南部力コーチに対して「伊調の指導をするな」と発言した。 一、10年11月に開催された広州アジア大会代表に、選考基準を満たしていた伊調選手が選ばれなかった。選考責任者の栄氏から本人に十分な説明がなく、選考過程も不明確だった。 一、15年2月に行われた男女合同合宿中に、田南部コーチが外出したことを叱責。「目障りだ。出ていけ」などと罵倒した。外出した他のコーチに対しては何も言わなかった。
