コロンビアMFが再びPK献上で16強敗退。日本戦後には殺害予告も…募る不安

コロンビア代表は現地時間3日、ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でイングランド代表と対戦し 。

 後半立ち上がりの54分、コロンビアのカルロス・サンチェスがペナルティーエリア内でハリー・ケインを倒してPKを献上。これをケインに決められビハインドを背負うことになった。

 カルロス・サンチェスといえばグループリーグ初戦の日本代表戦でもPKを与えている。香川真司のシュートを腕でブロックし、ホイッスルが吹かれた。カルロス・サンチェスにはレッドカードが提示されて退場。開始わずか3分という電光石火の出来事だった。そして、PKだけでなく数的優位の状況まで日本に与え、コロンビアは初戦を落としている。

 試合後、同選手のSNSには殺害予告が寄せられる事態に。コロンビアは、アメリカワールドカップでオウンゴールを献上したアンドレス・エスコバルが大会後に襲われ、射殺された過去を持つ。カルロス・サンチェスも同じような被害に遭ってしまうのではないかと強く懸念されたが、その後コロンビアは2連勝でグループリーグを首位通過。カルロス・サンチェス自身も最終節のセネガル戦でピッチに戻った。

 しかし、今回のイングランド戦で背番号6は再び失点に直結するミスを犯してしまった。その後、チームは同点に追いつくなど粘りを見せたが、最後はPK戦の末に敗れた。

 エスコバルが生きていた1990年代前半、コロンビアの治安は最悪だったが、現在は改善されている。とはいえ、カルロス・サンチェスは今大会で2度にわたってPKを与えてしまった。そして今回もコロンビアが敗れている。日本戦後には殺害予告もされているだけに更なる不安が募る。