たった1人で卒業式に向かう高校生の写真が拡散し、ラジオ番組で通学用の車がプレゼントされる
たった1人で卒業式に向かう高校生の写真が拡散し、ラジオ番組で通学用の車がプレゼントされる
現在、卒業シーズンを迎えているアメリカ。
寂しくもあり誇らしくもある、そんな輝かしい表情で卒業式に臨む学生の姿を、あちこちで見かけることができるだろう。
たった1人で卒業式へ
一方、晴れの日にもかかわらず、家族を伴わず、たった1人でバスで卒業式に向かう高校生の姿が目撃され、大きな反響を呼んだ。
高校生にもなると、自分で車を運転して通学するのが一般的な米国では、公共交通機関であるバスで卒業式に向かう青年は人目を引いたのだろう。
その姿を見かけ、自身のSNSに投稿したのは、アラバマ州バーミングハムでバスの運転手をしている、ディー・ビーさんである。
高校生と思しき男子学生は、この日の朝、彼女が運転するバスに乗ってきた。
独特のガウン姿だったため、彼が卒業式に向かうのは誰の目にも明らか。
エリトンの停留所から乗車して、クロスプレックスでバスを降りた高校生は、たった1人で卒業式に向かったようです。
私には彼の姿がまぶしく見えました。
写真が拡散し身元が判明
同投稿には7万4000人がリアクションし、シェア数も4万件を超え写真は拡散した。
間もなくこの学生の身元が判明。
boredpandaが伝えるところによると、彼はバーミングハムに住むコリィ・パトリックさんだという。
4時半に起きてバス通学
バスの運転手が見かけたことからもわかるように、コリィさんは、バーミングハムにあるタラント高校まで、毎朝1時間半かけてバス通学していた。
ほとんどの生徒が車を利用する中、コリィさんの家には車がなく、朝4時半に起きてバス停まで歩き、5時台のバスを利用するのが日課だったという。
高校最後の年に、コリィさんの家族は、学校から10マイル(約16キロ)離れた街に引っ越すことに。
近所の高校に転校するという選択肢もあったが、友達や先生と別れるのは忍びなく、「親しい友人たちと一緒に卒業したい」と、コリィさんはバス通学を選んだ。
卒業式を迎えたこの日も、ガウンに帽子といういで立ちで、いつものバスで学校に向かった。
励ましの声が続出
運転手の女性は、「誰にも頼らない凛とした彼の姿が印象的で、思わず写真を撮ってしまった」と、事情を明かしている。
ちなみに、その後、家族も息子の卒業式に何とか間に合ったそうだ。
毅然としたその後ろ姿に対し、「卒業おめでとう!これからも頑張ってほしい」「負けないで」「後ろ姿が頼もしいですね」「涙が出そう」と激励のコメントが相次いだ。
さらに、コメディアンのリッキー・スマイリーさんの目にもとまり、その頑張りに感銘を受けた彼は、自身の番組にコリィさんを招き、その席で車をプレゼントすると約束した。
コリィさんは奨学金で大学に進み、コンピューターサイエンスを学ぶこと、また運転免許の取得に向け勉強するつもりであることを明かしている。

