アップルの「コバルト調達報道」で見えたiPhone神話の終わり

Ewan Spence
アップルは、リチウムイオン電池に使うコバルトを採掘会社から直接購入することを検討している。同社は、これまでサプライチェーン・マネジメントを磨き上げることで利益を拡大してきたが、その効率化が極限に達しつつある中、今後は大きな課題に直面することになる。 

ティム・クックは、卓越した経営手腕により在庫滞留期間の短縮や物流オペレーションの効率化、テクノロジーや原材料の買い占めによる競合の締め出しなどを実行し、アップルに莫大な利益をもたらしてきた。 

クックがCEOに就任した当時、アップルのサプライチェーンには多くの無駄があり、それらを排除したことで利益が大幅に改善した。iPhoneの販売台数は2015年から下降線をたどっているが、オペレーションの効率化と製品単価の上昇によって、売上と利益は伸び続けてきた。