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血みどろの頭部が8つもクーラーボックスから…|米国「死体ビジネス」の衝撃(1)

2012年、米デトロイトの空港に送られたクーラーボックスのなかから人間の頭部が8つ発見されるという、猟奇的な事件が発生。これをきっかけに米国で横行する危険な「死体ビジネス」の全貌が白日のもとにさらされる──。米国の調査報道誌が犯人の異常な人物像と闇犯罪の真相に迫る戦慄のルポルタージュ第1回目。

クーラーボックスのなかから8つの頭部が…

米デトロイト・メトロポリタン空港にあるデルタ航空のカーゴの貨物倉庫に、強力粘着テープで密封された2個のクーラーボックスが届いた。2012年2月のことだ。 

それらは、ピクニックにでも持って行くようなごく普通のクーラーボックスだった。だが、作業員が温湿度管理保管庫に勢いよく放り投げると、予期せぬ異変が起きた。テープが破れ、赤い液体が外へ漏れ出したのだ。血液だった。 

クーラーボックスの貨物記録を確認すると、「人間の頭部と首が5体分、それに胴が2体と全身1体」がおさめられていると書いてあった。 

この奇怪な荷物のせいで、液漏れは高くついた。早々にバイオハザード対策を講じる勧告が、倉庫に発令された。 

すぐに、FBIの特別捜査官ポール・マイカ・ジョンソンが、疾病管理予防センターの検疫官エリザベス・ハートンとともに到着した。人間の全身がクーラーボックス2個に入るはずがないと考えた2人は、さっそく蓋をこじあけてみた。 

現れたのは、何と8つの人間の頭部だった。ゴミ袋にくるまれ、血溜まりらしき液体に浸かった、名も知れぬ8つの顔だったのだ──。