着物販売レンタル「はれのひ」(本部・横浜市中区)が閉鎖し、新成人が振り袖を着られなかった問題で、各地の消費生活相談窓口などに寄せられた被害相談は少なくとも計1067件、被害額は契約ベースで計約3億3200万円に達している。
成人の日から22日で2週間。同社と取引をしていた京都市の仕立て業者は、74人分の振り袖などを新成人に届けられずにいる。
「振り袖を渡したいが、購入者が確認できずに困っている。いつまで保管すればいいのか」。業者の男性(44)はため息をついた。「受け取りたい」という電話も来るが、はれのひからの支払いがなく、購入者であることを確認できないという。
昨年11月、遅れていた支払いを、はれのひに催促すると、同社社長は「月末には融資を受けられる。待ってほしい」と話した。だが、その後に連絡は途絶えた。男性は「このままではうちも倒産してしまう。どうしたらいいのか」と嘆く。

