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自販機のサンプルが動き回っていたので調査したら頭がおかしくなりそうになった「自販機のサンプルが動き回っていたので調査したら頭がおかしくなりそうになった」 自販機の怪現象を全力調査したブログが話題に 「突然ですが、こちらの写真をご覧ください」――自動販売機の飲料サンプルがなぜか回転する怪現象を調査したブログが話題です。

 怪現象に気付いたのはブロガーのかとみさん。ある日、オロナミンCのサンプルが傾いているのを発見し、酔っていたせいで妙に面白く感じたかとみさんはパシャリと撮影。翌日再び自販機の前を通ると、なんと隣のオロナミンCが180度回展しているではありませんか。ふしぎに思い、さらに翌日確認しにいくと……「真正面に向き直ってました。何だこれ、こわい」。 他のサンプルは微動だにしないのに、2本あるオロナミンCの内、右側(プラスチック製)の1本だけが回転するという謎。その理由を解明すべく、かとみさんは本格的な調査に乗り出します。まずは自然に回転している場合と、人為的に回転させられている場合を想定し、いくつかの仮設を立てます。

【考えられる原因】

1, 自販機内部のインバーターが稼働する時の振動

2, ジュースの補充で自販機を開閉する時に起こる振動3, ジュースが取出口へ落ちる時の振動

4, オロナミンCを回転させたい人がやっている

 「オロナミンCを回転させたい人がもしいるなら、会ってみたい」と自分でツッコミつつも、あらためてオロナミンCの観察を開始。最初こそ180度の回転で分かりやすかったですが、その後は1日に数ミリ程度しか回りません。繊細な動きに対応するため、対抗措置としてオロナミンCの寸法表を作成。ラベルのイラストをExcel上で作成し、ロゴや柄ごとのサイズを細かく算出。それを元に1日の回転をミリ単位で計測します。9月5日は9ミリ、9月7日は7ミリ……。上下左右からつぶさに観察した結果、止め具とビンの間に隙間があることも判明しました。

 途中から左側のガラス製のオロナミンCも回転し始め絶望したり、自販機が設置されたコンビニの店員に聞き込みをしようとして不審がられたりとハードな調査が続きます。さらに自分で動かしてみようと、ほうじ茶を15本購入。飲料が落下する振動で回転するのでは? と期待を寄せましたが、オロナミンCが1ミリも動かなかったため挫折。さまざまな調査を乗り越え、かとみさんは最終的に調査を次のようにまとめました。

【考えられる原因】

1, 自販機内部のインバーターが稼働する時の振動

 →ミリ単位で動いている日は影響してる可能性はある。しかしそうとは思えないほど動き回っている日がある。

2, ジュースの補充で自販機を開閉する時に起こる振動

 →店員さんが気づいていなかったので、可能性は薄い。

3, ジュースが取出口へ落ちる時の振動

 →買えども買えどもオロナミンCは地蔵のように動かない。

4, オロナミンCを回転させたい人がやっている

 →そんな人はいないし、もしいるとすればそれは未来の私なのかもしれない。

【まとめ】

オロナミンCが回転する意味は分からないし、こわい

 振り出しに戻ったかのような結論ですが、調査における涙ぐましい努力に称賛の声が多数集まっています。Twitter上では「原因はおそらくですが、自販機のコンプレッサの振動との共振だと思います。日によってズレが異なるのも、1日の中でインバータがある特定の周波数になったときに、重さ関係なく大きくズレるのだと思います」「元自販機マンです。インバーターの説も考えられますが、力強くボタンを押したり、叩くお客様がいる場合は、ダミーが少し動くことがあります」といった情報提供も寄せられていました。

 回転にはどんな原因が考えられるのか? ねとらぼ編集部でも自販機の製造事業者の業界団体・日本自動販売システム機械工業会に聞いてみました。

「回転する可能性はある」

――今回のように自販機の飲料サンプルが回転することはあり得るのでしょうか。

担当者:自販機本体の振動で回転する可能性はあります。また、本体以外の振動により回ることも考えられます。トラックやバスなどが通り過ぎる際に揺れを感じた経験があると思いますが、体感できないような小さな振動でも回転することはあります。

――他にも人為的に回る可能性もあるのでしょうか。

担当者:確かな原因についてはなんとも言えませんが、画像を見る限り自販機は古い型のようですし、止め具も緩いので、在庫入れ替えに伴う開閉時に回転した可能性もあります。

 専門家に確認した結果、やはり「回転する可能性はあるが、確かな理由についてはなんともいえない」という結果に。まあそうですよね……。なお、かとみさんはその後もサンプルが動き回るメカニズムは分からないまま、日々オロナミンCを眺め続けました。観察を始めたのは夏の終わりだったそうですが、季節が冬に差し掛かるころに切ない事件が。