飲み会が増え、キャバクラでのアルバイトも週に2日出られればいい方。支出は増えるが収入は減るという悪循環の中で、M子の頭の中はいつしか「手っ取り早く稼ぐ」事でいっぱいになっていた。しかし、切羽詰まってはいても、短絡的な稼ぎ方には当然抵抗があった。「ミスコンに出るのに、風俗やアダルトビデオに出るなんて致命的じゃないですか」 実際に2006年の秋、慶應義塾大学のミスコン参加者にアダルトビデオ出演疑惑が発覚。ネット上では大騒ぎとなり、渦中の女性はミスコンへの参加を辞退するまで追い込まれてしまった。とはいえ、カードも上限額を使い果たし、仕送りの家賃分にも手を付けてしまっていたM子。やむなく相談したのは、アルバイト先のキャバクラ店長だった。「時給は増やせても千円。シフトに多く入ってもらうしか無いといわれましたが、後日”割のいいバイトがある”と連絡を貰いました」 そのバイトとは「チャットレディ」といわれるもの。ネット回線を使い、男女がチャットを通じてやり取りをするスタイルで、男性側だけが料金を支払うシステム。以前はチャットといえば文字のみのやり取りによるものだったが、最近では女性側の”顔出し”と”ライブ配信”は当たり前で、かつ、そうでなければ男性客がつく事はあり得ない。後述するが、ここで男性側には”顔出し”の必要はなく、この構造こそが”デジタルタトゥー被害”を拡大させる、卑劣過ぎる動機を産み出す要因ともなっている。「ただ話をするだけで時給二千円、自宅でも出来るといわれて魅力的な仕事だと思いました。顔を出すのには抵抗がありましたが、一対一だから安心。そう説明されてやってみたんです」
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