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今年の3月高校卒業と大学入学祝いに父と2人きりで初めて酒を飲んだ父と対座して酒を酌み交わすってのがなんとも居心地が微妙なもので・・・。かといって 下戸なのですぐに酔ってしまい、父はカラカラと、これじゃあ酒でまだお前に負けることはないなと笑っていた。
しかしその3日後に緊急入院。末期の食道癌で家に帰ることなく闘病7ヶ月でこの10月10日に逝った。あの日が最初で最後の父と息子の晩酌だった・・・。

父の遺品を整理していると、ワインが納屋からまだいくつか出てきた。几帳面な父らしく綺麗に生理整頓されていた。僕は銘柄の良し悪しは良く分からないが、ラベルを見てみると、何か文字がメモしてあった。
「××(僕の名)大学卒業用」「××就職時用」「××結婚時用」
瓶を抱いて僕はずっと泣いてしまった・・・。ワインをあける機会を奪った病気を恨んだ。
もっと酒を教えてもらえばよかったと、もっと色々話しすればよかった
本当に・・・。