皆様いつもご支援頂きありがとうございます。

我々は宮城県南三陸町にあるホテル観洋に毎年宿泊させて頂いて、災害対策を学ばせて頂いております。
ツアー二日目は、私とかんちゃん、かんちゃんママ、スタッフ少数で、南三陸消防署を訪問しました。
他の参加者は気仙沼に行って、東日本大震災遺構・伝承館から学ばせて頂き、二手にわかれるのは初めてのことでしたね。

では、私とかんちゃんは消防署に何をしに行ったのかと言いますと、実は、観光地での緊急対応について意見交換をさせて頂きました。


障がいがあったら、病気があったら安心して旅を楽しめないですよね。
診断書や診療情報提供書を持って行くのは当然としても、ただ救急車を呼べばいいというわけではないんです。
例えばホテルの一室で救急隊が困惑するのは、患者さんをどう搬送するか、なんですよね。
例えば私の場合、四肢麻痺、体幹保持困難、首保持困難ですから、どこの部位も力を入れることができません。
それに加えて、人工呼吸器を装着しているんです。
全身の骨折リスク、気切の管が抜けるリスクなど、搬送自体大きなリスクとなります。
更に、ご家族がいない時など、偶然が重なれば、身体に何が起こっているのか説明できないかも知れません。
そこで、消防署には、南三陸ホテル観洋の阿部憲子女将さん、セントケア南三陸のスタッフにもご参加いただきました。
女将さんからは、ホテルが安心できる体制についてご意見を頂きました。
セントケアさんには、観光地のヘルパーとして入浴介助に入って頂けるようご協力をお願いしています。

そこで、私たちが目指すべきものは、緊急時スムーズに搬送できるような、消防隊がその場で聞き取る情報や搬送方法、注意点などを記載した、全国共通の「宿泊時緊急シート」の作成と確認し合いました。それをホテルが管理し、緊急時に救急隊に電話で伝えたり、直接渡せるだけで大幅にスピードも安心感も違います。まずホテルや救急隊が安心できることこそ、宿泊者の安全安心に繋がりますから。
そして、今回地元の皆さんが顔合わせできたことも大きかったですね。やはり、普段はまず会わないそうです。
地域でこういったネットワークを作り、観光客を守る体制を作れれば、地域の繋がりも緊急体制も高められると考えます。
何よりも、患者さんやご家族が安心して旅行ができますからね。

私も救急外来にいたことがありますので、緊急体制に意見を出させて頂きました。
かんちゃん、かんちゃんママからも、自宅での緊急対応、要望などのご意見を頂きました。
やはり、当事者の意見って大事ですよね。
かんちゃん、ずっと目を開けて真剣に参加してくれてありがとうねー。

消防署会議を終えた後、もう一つのミッションがありました。
私とかんちゃんで灯籠流しの灯籠を渡しに行ったんです。


ちょうどその日だったので、参加者全員の想いをのせた灯籠を流して頂きました。

かんちゃん、大役お疲れ様でした。
一緒に社会を変えていこうねー。

私は熊本にも行ってきましたから、かんちゃんとも東北に行けて、やはり障がいがあろうと病気があろうと、外出や旅をして楽しんで頂きたいんです。
孤立感や社会との断絶は病状を悪化させますからね。
宿泊時緊急シート、多くの方のご意見を頂きながら、国会議員の先生方にも働きかけて、作成します。

皆様、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

太田守武