皆さま、いつもご支援頂きありがとうございます。


この1週間、体調不良でしたが、色々と良いことが続き、元気を取り戻しています。

東北から新聞を見てわざわざ会いにいらした方が居たり、訪問介護かぼすケアの訪問介護と重度訪問介護が特定事業者加算Ⅰを取れたりと、嬉しい事が次々に舞い込んできています。



そして、お待たせしました!

3回心のケアシンポジウムの日程が確定しました。

日時: 113日(日)文化の日 12-16

場所: 八千代市総合障害学習プラザ 2F多目的ホール

内容: 災害対策から八千代式地域包括ケアシステムの構築へ。


災害対策が急務であることは明らかですね。

地震が頻発しており、最大の被害者が出ると言われている、南海トラフ大地震が起これば、津波の被害も甚大です。

そこで我々は、協力して下さる人達と災害時特殊避難訓練を行い、更に24時間電気なし生活を決行します。



地域包括ケアシステムと言うとなんだか仰々しいですが、私の考えはシンプルです。

私なんぞが言うのも申し訳無いのですが、訪問診療はまさにあらゆる診療科目や、制度を学ばなければなりませんでした。

私は、元々チーム医療の大切さや、敷居の高い医者になってはいけないと痛切に感じていましたから、ケアマネさんの勉強会に参加したり、訪問看護師や薬剤師等とよく飲みに行ってました。

チームとなるにはお互いを知り、信頼関係を作ることが絶対だと考えていましたので。

そんなこんなで、色々な人達との繋がりを大事にしていたら、4つの病院、6つの訪問看護ステーション、3つの訪問薬局、たくさんのケアマネやヘルパー、訪問入浴の事業所、訪問栄養士、訪問歯科等と連携する事が出来、患者さんのためにチームで取り組む事が出来ました。


1番大事な事は、患者さんやご家族の思いを大切にする事ですが、環境や文化などを理解することも必要なんですね。

アルコール中毒やヘビースモーカーの患者さんにやめろと言った所で、やめられるわけがありません。

私は、一緒に飲みに行ったり、喫煙所で話したりして、寄り添う事を大事にしていました。

患者さんは家族同様ですから、一緒に演劇も観に行ったりもしましたよ。

変わった医者なんです。

でも、お陰様でとてもやり甲斐がありました。

チームでできる限りの事を考え、実践する。毎日が火の車でしたが、楽しかったです。

私は、何かを真似したり、マニュアルがあった訳ではありません。

患者さんと関わる中で必要だと感じた事を学び、他職種の方々にご教授頂けた事で、自然と連携の輪が拡がって行っただけの事です。

これこそ、地域包括ケアシステムの原点だと私は思っています。


だからこそ、八千代を中心として、医療福祉従事者だけでなく、市民も共に災害対策を考える場が必要だと考え、今年も心のケアシンポジウムを開催します。

東北や熊本の状況はもちろん、災害時特殊避難訓練、24時間電気無し生活等も画像や動画を見て頂きますし、無料医療相談に参加した学生の声や、私からのメッセージを伝えさせて頂きます。

そしてメインは、医療福祉従事者や市民がそれぞれグループとなり、顔の見えるディスカッションを通して、災害対策や医療福祉を語り合って頂きます。


八千代から独自の地域包括ケアシステムを構築しましょう。

もちろん、全国からご参加頂けます。ふるってご参加下さい。

定員は150名、参加費は無料です。

賛同頂ける方は、ご寄付をお願い致します。

正式な申し込み方法は、また記事に上げますので、しばしお待ちください。


今年もたくさんの方々にお会い出来るのが楽しみです。

よろしくお願い致します。


※写真は、昨年の第2回心のケアシンポジウムの模様です。



太田守武