２０２１・１・２３
目が復活したから、もう１ネタ
昨日の２２日で、ALS確定診断からちょうど１年半。
その、昨日・・・あっちゃんに初めて聞いた・・・
２０２０年３月１日の話しを・・・。
翌日の２日に、気管切開＆喉頭分離の予定で２月２８日から入院していた。
その前日にバイパップの限界を迎え
呼吸が出来なくなった。
鼻マスクだったから、通常なら喋れていたが・・・。
苦しくなって看護師さんを呼んだときは、まだなんとか
『く・・る・・し・・・い』って言えてたけど・・・
先生呼びますね
で、日曜だったから、主治医じゃない先生が
来たところまではなんとなく覚えている・・・。
その時には、もう声も出せなくなっていて、穴という穴から
全部出そうな感覚と、手足のしびれのような・・・感覚がなくなって行くのまでば
覚えていて・・・次に気が付いたときは、気管挿管になってICUにいて、
あっちゃんと母の顔が見えた・・・
それから１０ヶ月半・・・。
今までずっと、気管挿管になって、ICUに行ってからあっちゃんも
来たのかと思ってた・・・。
あっちゃんも、大慌てだったから、あまり記憶になかったって。
でも、昨日。気切前の、あの頃の話になり・・・。
そう言えば・・・って、その時のことを初めて聞いた
病院から電話があり、呼吸がうまく出来なくなって・・・だかなんとかで、
気管挿管やら同意書がなんとかやらで（ここもあまり覚えてないらしい）
とにかく、すぐ来てくださいみたいな電話が来たらしく・・・。
到着したときは、まだ病室にいて、看護師さん４・５人で、かなり力仕事だから、
交代しながら胸を押して呼吸確保してたときだったらしい
おれどうだった
って聞いたら、半目で呼びかけても、目は動いてたけど、
目は合わなかったって
で、その場で、だめだ！！挿管！！！ってなったらしい
病室で挿管してから、ICUに行ったらしい
それも全部見てたらしい。
初めて聞いた
入院前から、何度も誤嚥してて、誤嚥性肺炎も起こしてたのは、後で訪看さんか
誰かに聞いたけど・・・。
その日のことは、今、比較的穏やかになってきて、思い出したのかな・・・。
やっぱり、その様子を聞くと、壮絶だったんだなぁ・・・。と思う。
あと数日でも、手術が遅かったら、間に合ってなかっただろう・・・。
やっぱり、どんどん動けなくなって、自発呼吸も出来なくなっていき・・・
喋れなくなったおれは、その日に１回死に・・・。
動かない・息できない・ 喋れない・・・が普通の、今のおれが
新しく生まれたんだと思う。
ちょうど、有常の６歳の誕生日に・・・おれの第２の人生も誕生した
