二次流通の話を引っ張りすぎだと思われるだろうが、迷いに迷って高額な買い物をしたのである。
考えたこと感じたことを記しておきたいのでもしよければお付き合いいただきたい。



さて、真贋については前回の記事に記したが、劣化具合についても記録しておきたいと思う。



まず私が購入したのは中古品ではなく「未使用展示品」である。


未使用展示品とは何なのか。


数年間質屋に展示され続けたということではないだろうから、以前のオーナーさんが購入したまま数年間未使用のまま自宅保管して、質屋に売ったということなのだろうか。




・・・そんなことある?w



転売目的なら購入後間を開けずに売りに出すだろうし、そうでないなら一度も使わずに保管していることなどないだろう。


刻印が数年前の未使用品の謎である。

売り手が「未使用品です!」と主張すればそうなるのだろうか。。



また、他の商品を見ると「新品同様」「ほぼ新品」という表記がされている商品もいくつかあった。


その場合は一度あるいは数回の使用はあるが、見た目はほとんど新品と変わらないということだろう。

「新品同様」のお品と「未使用展示品」のお品の違いを知りたいところである。



話を戻そう、私が購入した未使用展示品の劣化具合はいかほどか。



まず、見たところ傷や汚れは無い。
よくあるのが角の擦れだろうが、それも一切見当たらなかった。
縫い糸のほつれも無し。

匂いは少しついていたが数日自宅で保管していたら消えていた。


ただ、型崩れが少しある。
これは購入時に商品ページに記載があったし、画像でもしっかり分かるようになっていた。
今改めて見ても商品画像と手元に届いた実物は同じ崩れ方をしている。
細工をして綺麗に見せようとはしていない、ありのままの写真を提示してくれていたんだなと質屋の誠実さを感じた。


また、皮の表面もなんとなくでこぼこしている気がする。
型押しとはまた別に、平らではない感じがするというか。
例えるなら、10代の肌ではなく30代の肌という感じである。
伝わるだろうか。

実物を前にした私的にはとてもしっくりくる表現だ。



とにかくやはり新品とは明らかに違う。
気になる方は充分に検討することをお勧めしたい。


少し残念な気持ちがないわけではなかったが、納得の上で購入したし、殆ど定価で買えたことを思うと全然許容範囲だった。


それに、新品を買ったとしても少しの期間使えばこのくらいには崩れるだろうと思うと無問題である。
むしろ最初から少し崩れていた方がびくびくせず思いっきり使えるというものである。