★災害列島日本!! 見えてきた!! 安全基準の盲点!!

同時多発的に発生した、今回の台風21号来襲と北海道を襲った最大震度7の大規模地震!! 振り返ってみると世界規模的な異常気象による影響は甚大で、日本に限らず、世界各地で想定外の熱波や水害に襲われています。

日本にも今年の台風発生頻度は過去最多であり、その大きさも過去にない程の凄まじい猛威を記録しています。それと異常なほどの熱波による大水害・記録的短時間大雨情報の警報発令数も半端ない!!
特に今年の夏は、太平洋高気圧とチベット大陸性高気圧が合体し連日35℃越えの猛暑日が続いたことで、赤道付近の海面温度が例年以上に広域で高くなりました。台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出される熱をエネルギーとして発達するので、その水蒸気量も異常なほどに多くなったことが要因です。

想定以上の凄まじいエネルギーを伴いながら日本列島に上陸しても衰えず、驚異的な猛烈な風や高潮など想定外の高波が発生した事で、関西国際空港は水没し、滑走路は利用不能、しかも連絡橋に民間のタンカーが激突、孤立した利用客が大勢取り残されました。

世界初の海上空港として注目されていたこの関西国際空港も様々な安全基準の見直しが必要とされているようです。想定外の風や高潮に備える防潮堤や地盤の沈下を食い止める対策、そして連絡橋のみでの本土との交通網を新たに構築する必要があると思います。

又想定外の猛烈な風の猛威で郡家(淡路市)では最大瞬間風速の観測史上最高値を更新し、郡家に近い北淡震災記念公園では風力発電施設が倒壊。各地で暴風による被害が相次いぎました。


また、その後の北海道を襲った大地震のすさまじさ。震度7を観測した山村の山肌を抉りとる、大規模な土砂崩れ災害、想定外の揺れによる大規模な地滑りと、液状化現象による地盤沈下!!

又、想定外の北海道全域での大規模停電。所謂ブラックアウトが日本の発電所施設で初めて発生しました。
※以下、ニュース記事による

まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。

苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。 

周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(UFR)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。

地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。