
栂海新道へ行く前日、オールドクライマー先輩の新しいルート「GINGA」の初登に立ち会うことができました。
この一か月、仕事は雨&台風で中止ばかり、肩も痛くてクライミングも出来ず、本当に腐りかけていました。
まー現実には「腐ってるなー」という状況を楽しんでいた感じではあるのですが、そんな厭世観が一発で払拭された日でした。
すでにムーブは解決しておられ、初登はここしかない!という一便目!!
鈴鹿山脈の主稜線上、ひとつだけ屹立するこの岩塔を、ギリギリのムーブの連続を流れるようにこなし、雄叫びを上げながらトップアウトするオールドクライマー先輩・・・
わたしは岩をまだ触ってもいなかったのですが、直感的にこれはオールドクライマー先輩の最高傑作なのだろうということが分かりました。
久々に本物のクライミングを見たなぁー、と思いました。
それはクライマーの生き様そのものでした。
世の中にいろんな情報は溢れているけれど、スマホの中に本物のクライミングに通じる何かはありはしない。
わたしは光栄にも、本物のクライミングを、それもライブで見させてもらうことができたのです・・・・(笑)
オールド先輩の初登後、わたしも触らせてもらいました。
スタートからいきなり不確実なランジで、95度くらいにカブった花崗岩の前傾壁に奇跡的にカチホールドが続いています。
デッド、デッド、デッド!!です!
下部の8mだけで11dありそう。
そして核心の上部。
レストポジションでクリップしてからの10手は、完全にノーレストのボルダー!!1級あるかも?
最後はすごいランナウト・・・
わたしがまだ20代のころ、40歳手前だったオールド先輩が、桐生辻「雄鹿が鳴くと雨ずらよ」をいつか登りたい、と言ってました。
オールド先輩が「雄鹿」を登ったのが50歳のとき・・・
そして今、最高傑作GINGAを60歳目前で登られました。
話を聞いていると、次の10年はもっとすごくなりそうな・・・・汗
うーん、クライミングを軸にした生き方最高!!
正直いって、わたしなんてテレビで「人生の楽園」とか見てもぜんぜん羨ましくないんすよね・・・
だってそこにクライミングないんですものー(笑)
さーて、最高なクライマーの理想像を見せてもらって、わたしも腐ってる場合じゃないぞーっ!!とシンプルに思いましたYO
(グレードのついては、瑞牆カサメリのボルドー☆☆5.12Aに長さ、被り度、岩質が似ているが、ムーブ強度が明らかに高く、ランナウトもすることから5.12Bくらいではないでしょうか・・・・とわたしは思ったんですが、どうでしょうかね。)

