
3年に一度の山岳ガイドステージ1の資格更新研修行ってきました。
この季節の上高地は新緑でとてもキレイ。
なんと今回は、奇跡的にも更新者は僕だけ!講師のガイド、東京のUさんとマンツーマンでの
ディープな4日間を過ごせました。ラッキーラッキー。
多いときは10名くらいになるらしいのですが。

2日目に重太郎新道から前穂高へ。
途中、ハプニングに遭遇。
傾斜45度以上はありそうな雪壁をUガイドをお客さんに見立ててショートロープで登って
いると、稜線の頭に一人の登山者が・・・。
この傾斜を、単独で下るの??かなりのツワモノか・・・・。
と漠然と思っていた矢先。
シャーーーーーっ!!!!とその人が滑落しました。
死ぬな。
誰もがそう思う光景でした。
しかしなぜか(本当に奇跡的に)、25mくらい滑ったところでその方は止まりました。
滑落停止の基本技術はきっちりされていたのでしょう。しかしまだ安心できないかなりの傾斜。
すかさず、Uガイドが雪壁をトラバースして救助へ。
「我々はガイドだ。トレーニングで来てる。安全なところまでつなぐから安心して。」
と伝えて、Uガイドにつないでいたロープをその登山者につなぎかえました。
僕はタイトロープに切り替えてその登山者と一緒にクライムダウン。
雪壁の末端まで辿り着いて、一安心。
最後にその登山者が、「お名前だけでも・・・」とUガイドに聞いたので、
「あっしは名乗るほどのもんじゃござんせん。」
とはモチロンいいませんでした。(なんだそれっ!?)
落ちたところにガイドが待ってた。
この確率、何千分の1くらい低いんじゃないかなー。
ついてるねっ!その人。

スピードと強さはちょっと違う。
そんなこともつくづく考えさせられました。
最高の技術・装備・体力。豊富な経験と危険に対する想像力。
ガイドというのは本当に奥が深い職業だと思う。
あまりにも内容の濃い4日間でした。
あっ、いままで通り、ガイドとしての活動は別にしませんけど・・・・。