こんなに疲れたのは、いつ以来だろう?この五年で記憶にないくらいヘトヘトになった一日。

 再来週に迫ったアドベンチャーレースのトレーニングのため、マウンテンバイクで山科の
トレールを走った。自転車は文明の利器。車輪で摩擦係数を減らして、歩く時の何分の一
かの少ない力で移動できるはず。と思っていたのは大間違い。トレールを走るヒルクライムは
きっと、歩くよりも4~5倍ハードな戦い。

 手、肩、背中、そして勿論フトモモ。全身パンプ。歩きならゆっくり行けばいい。でも、
自転車は止まることが出来ない。止まれば再スタートに多大な労力を強いられるから。

 並みのストイックさではない。雪山のラッセルも、24時間登山も、長距離縦走も、そしてフルマラソンだってやってきたし、それらすべてシンドイと思ったことはなかった。それが「なんでこんなシンドイことせなアカンねん!!」と泣きが入る始末。もう何回も諦めようと思った。ギブアップ寸前。いくら頑張っても、先行する仲間の後姿が遠ざかる・・・。

 自転車競技は甘くない!その上かなり危ない。崖に落ちたら怪我では済まない。そこを猛スピードでカッ飛んで行く。なんなんだこの競技はって感じで、正直カルチャーショック状態。

 あとで聞けば、MTBクロスカントリーの選手がトレーニングに使うようなトレールらしかった。しかしそれにしても、だ。このしんどさは経験がない。でも大会まではトレーニングに集中しようと決意。

 バイクも借りてきたし、いっちょやったるか!それにしてもこの自転車、50万円だって。自転車は普通2,3万だろう。でも確かに7,8万のモデルとは大違い。自分の意のままに操れる、凄いマシンって感じ。

 そしてマウンテンバイカーにとって関西の聖地は矢田丘陵とのこと。それうちの裏山やん!!奈良に住んでて、それをやらん手はないか?だって湘南に住んでて、サーフィンやらんようなもんでしょう。