黒文字精油に付いてです。
残念がら、私はまだ巡り会っていません。
日本の森から生まれたアロマ(稲本正著)から得た知識です。
日本の森から生まれたアロマ
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興味深く魅力的な成分構成の精油です。
リナロール 50~60% モノテルペンアルコール類
ゲラニオール 6~11% モノテルペンアルコール類
カルボン 8~12% ケトン類
リモネン 3~7% モノテルペン炭化水素類
αーピネン 1~3% モノテルペン炭化水素類
カンフェン 1~2% モノテルペン炭化水素類
1,8シネオール 4~9% オキサイド類
酢酸ボルニル 4~9% エステル類
その他 ~約20% (参考値)
リナロール含有率が高い特長があります。
私の感覚では「優しい香気の成分」です。
ローズウッド精油におけるリナロールの含有率はさらに高くて85%です。私の愛読参考書「ビジュアルガイド精油の化学」に記されていました。
ビジュアルガイド精油の化学
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さらに、整理心理効果として、
リラックス効果
鎮静効果
通経効果
抗侵害効果
鎮痛効果
蚊の忌避効果
抗不安効果
抗がん効果
抗酸化効果
抗痙攣効果
抗炎症効果
睡眠導入効果
生理痛の緩和
ローズウッド精油の主要成分であり、上記のような効果があることからもリナロールが多いと「優しい」と考えてしまいます。
(思い込みかもしれませんが・・・。)
ところで、ローズウッドですが、絶滅危惧種の植物です。したがってローズウッド精油の入手は困難になっています。
・・・・・・・・・残念です。
前回のブログで私たちの商品の月桃配合ブレンド精油をご紹介しました。初期の商品はローズウッド精油を配合していました。が、入手困難の為ホーリーフに代えた経緯がありました。とても残念でした。
私は月桃精油を通じてアロマのカテゴリーに携わっています。が、むしろビジネス的には抗菌、カビ予防、虫除けの分野の方が強い関連性をもって仕事をしています。
という観点から、黒文字の次の成分についてさらに興味を感じました。
ゲラニオール 6~11% モノテルペンアルコール類
カルボン 8~12% ケトン類
リモネン 3~7% モノテルペン炭化水素類
αーピネン 1~3% モノテルペン炭化水素類
カンフェン 1~2% モノテルペン炭化水素類
1,8シネオール 4~9% オキサイド類
いずれも抗菌や昆虫忌避効果を期待できる成分です。
しかも特筆して含有率の高い成分はなく、多種類が少しずつ存在しています。
更に分析しきれていない微量成分が20%前後あるようです。
多種類の成分が存在しているものと思います。
これって月桃精油とよく似ています。
特にタイリン月桃ではなく、台湾から沖縄、奄美にかけて分布する月桃にこの傾向があります。
精油の効果の特徴としてシナジー効果とクエンチング効果がありますが、抗菌や昆虫忌避効果についてシナジー効果(層状効果)を期待できそうです。
また、効きすぎると人間にも刺激が強くなりすぎることを複数の成分がけん制しあって和らぐことがあります。
和らげる方にリナロールやエステルが働いているのではないかと、私は予測します。
黒文字精油。興味深い精油です。
月桃精油の成分は過去のブログ(月桃精油の成分)をご参照ください。
月桃精油にはリナロールを1%前後確認できています。
更に微量成分ですが、リナロールオキサイドを確認できることもあります。