ケトン

 

 

 

酸素、Cは炭素、Rは炭素と水素から成る連なった原子の集団(あまり正確な表現ではありませんが・・・。)です。

 

ケトンは炭素と水素のつながりの中に酸素が仲間入りしたものとイメージすると良いかもしれません。

 

酸素は呼吸して得る目的となる成分で動物が活動するのに必要な成分です。その一方で「活性酸素」なるものがあるように、強い働きをするので生態を痛めてしまうこともあります。

 

そんな酸素を含むケトンはいわゆる「強い成分」です。ケトンを多く含む精油は使い方によっては素晴らしい効果、使いすぎるとひりひりチクチクする原因になりかねません。「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。

 

改めてケトンとは、「ビジュアルガイド精油の化学」によりますと・・・、

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炭素ー炭素の鎖の途中に酸素が付いたものです。

酸素は鎖の途中、または環の中にあります。

 

代表的な精油成分として、スペアミントの香気成分であるL-カルボン、やペパーミントの成分のメントンがあります。

 

いずれも爽快な香気成分です。

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さらに、「ビジュアルガイド精油の化学」の別のページでは・・・・

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カルボン

単環性モノテルペン・ケトン化合物でスペアミント精油の主成分であり、爽やかなスペアミントの香りを持っています。二つの光学異性体(原文には活性体となっていますが誤植だと思います。)L体はスペアミントの香り、D体はキャラウェイの香りになります。

スペアミント精油に61%、キャラウェイ精油の主成分

 

生理・心理効果

抗侵害効果、経皮吸収促進効果、穀物害虫の摂食抑制効果、抗不安効果、抗炎症効果、殺虫効果、抗痙攣効果、外注忌避効果、燻蒸効果、精神安定効果、抗カビ効果

 

グループ    モノテルペン

官能基     ケトン

分子量     150

香りの特長   スペアミントの香り

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と記されています。

 

 

 

 

ウィキペディアにカルボンの光学異性体の構造式の画像がありました。

 

環に酸素が付いていることがわかります。

 

 

 

ビジュアルガイド精油の化学の目次の一部ビジュアルガイド精油の化学を読んで

 

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