アロマは香気がテーマでハーブは味覚も重要なテーマだと感じた昨今です。





アロマテラピーは精油の香気成分の効果として成分の分子が直接肌に触れることの作用や嗅覚を通して脳神経に作用する働きを安全かつ効果的に使いこなそうとするものです。





ハーブとして植物を考えるときはさらに視野が広がり、食することでの紅葉まで考えられています。





アロマは精油を基本的に活用するものですから濃縮成分といってもよい精油は飲用、食用するわけにはいきません。





ハーブとして活用するときはたとえば粉末として使ったりするので有毒植物でなければ食することもできるということでしょう。





ところで前回の表を見ると・・・・・





   ハーブ名               苦み成分


オールスパイス           オイゲノール


ベイ                  リナロール、ポリフェノール系成分


キャラウェイ             カルボン


カルダモン              テルピネオール


シナモン               オイゲノール、シトラール


クローブ               オイゲノール、ポリフェノール系成分


コリアンダー             リナロール


クミン                 クミンアルデヒド


ディル                 カルボン


マジョラム              テルピネオール


ナツメグ・メース          オイゲノール


オレガノ               カルバクロール、チモール


パセリ                アピオール


ローズマリー            ボルネオール


サフラン               ピクロクロシン


セージ                リナロール


タイム                 チモール、カンファー






ハーブの苦味の成分は精油にも登場する成分です。


セージのリナロール、タイムのチモール、調べてみると食品添加物として認められている成分でもあります。


しかし・・・・・。タイム精油を飲もうなんて考えませんよねぇ。





含有率が全然違うのでしょうね。


苦み成分としては精油のように高濃度でなくても・・・・・・、


ごく微量でも苦く感じさせるパワーがリナロールやチモールにあるわけです。





さらにオレガノに含まれているカルバクロールは純度が高いと殺菌剤として使われています。ハーブとしてのオレガノでは苦味成分です。そして精油はその中間的な使い方を期待しています。





過ぎたるは及ばざるがごとし。


これ、私はアロマテラピーの極意だと思っていましたが、ハーブを含めた植物の神秘、自然界の神秘なのかもしれません。





これを理解して使いこなせる知識と理解力が大切なのでしょう。








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