皇室のDNA | Logic of Silent Majority

皇室のDNA

 皇室典範改正論議が最近かまびすしい。
 まず最初に断っておくと、私はかなりガチの男系維持派である。そして、一応科学者としての意識を持って仕事をしているものである。

 その視点から見て、納得しがたい男系論がある。
 それは、”男性の染色体はXY、女性の染色体はXX。このY男性染色体を継承していることに正統性がある”というものである。
 一見、説得力があるように見える。だが私が許せないのは、この論法が”科学を騙っている”ことである。

 この論理を展開している人に、私は問いたい。「Y染色体を継承していることを、誰か確認したのですか?」
 科学的な根拠を論じるならば、科学的に証明がなされなければならない。「そんなことは無理!」というならば、それは科学的な根拠はない、ということなのである。以下、そういうものをオカルトと呼ばせて頂く。(言葉は悪いが、他に良い言い方が思いつかないので悪しからず)

 思うに、科学というものを誤解している人が世の中には多い気がする。簡単に言うと、
      科学->正しい
      オカルト->間違い
 という誤解である。
 良くオカルト好きの人が言う言葉「世の中には科学で説明出来ないことがある」その通りである。現代の科学で説明出来ないことなんて、世の中にいくらでもある。科学が常に正しいとは限らない。逆もまた然りで、オカルトにだって正しいことはあるかもしれないのだ。
 それなのに、そこまで主張しておいて、いざ自分のオカルトな説を唱える時に、波動エネルギーがどうの、スカラー波がどうのと”科学っぽく”演出して正しそうな気にさせる人の何と多いことか。
 こういう人たちは、自分で”科学が正しいとは限らない”と言っておきながら、科学至上主義から抜け出せていない、もしくは利用している、のである。
 オカルトを語りたければ、科学を騙る必要など無い。「科学では説明出来ないけど、実際起こっているんだ。実際起こっているんだから文句あるか!くやしかったら科学者ども、科学で説明してみな!」これでいいのだ。オカルトの勝利、科学の敗北で終わらせればいいのである。

 皇室の正統性を論じる時に、DNAなどという”一見科学的っぽい”根拠など必要ないのである。「皇室はずっと男系を維持してきた。だからこれからも維持しなければならない。」これで十分だ。