情報民主化論 | Logic of Silent Majority

情報民主化論

 かつて、世界に向けて情報を発信するという行為は、マスコミだけの特権であった。
 一国民がそれをしようと思えば、マスコミにお願いして、発信して頂くしかない。
 国民にその任をまかされたわけでもない、限られた特権階級の存在。まさに封建主義的な情報社会である。

 ところが、最近はインターネットの普及により、国民一人一人が自由に世界に向けて情報を発信することが可能になった。これはマスコミの専制君主制を打ち破る、自由民主主義の台頭である。

 実際の世界においても、民主主義というものは一朝一夕に成立したわけではなかった。特権階級の弾圧に耐え、自らの民度を成熟させ、少しづつ権利を勝ち取っていったのである。そして今、十分に成熟した国民により、ほぼ完全な民主主義が成立している。

 現在のネット世界は、マスコミに”便所の落書き”と酷評され、目の敵にされている。これは既得権益を守らんとする特権階級の弾圧になぞらえることが出来る。だが実際に発信される情報も玉石混淆であり、十分にモラルが成熟しているとは言い難い。情報発信の民主化は、未だ発展途上なのである。

 だが、実際に十分な民度が形成されれば、やがて封建社会は民主主義に取って代わられることになることは、歴史が証明している。その時、旧特権階級であるマスコミ、は一体どうなっているであろうか。

 以上、情報化社会をイデオロギーに見立てた思考実験、でした。
 でも、あながち間違いではないような気がする。