僕は今、書くときも話すときも一人称は「ぼく」を使うことが多いです。

もちろん、ビジネスでは「わたし」がほとんどですが、以前はビジネス以外でも「わたし」を使っていた時期が長くありました。

 

基本、仲のいい間柄では「おれ」は今も昔も変わりませんが、「ぼく」という一人称はなんだかムズムズするような、居心地の悪さを感じていました。

ひょっとするとまったく使っていない時期が長かったかもしれません。

 

ただ「おれ」と「わたし」だけでは足りないのも事実でした。

 

「おれ」と「わたし」の中間、まさにそれは「ぼく」でした。

さらに「ぼく」は「おれ」の代わりにも使える。

 

人付合いに悩む時期もありましたが、徐々に普通にできるようになった頃、気が付くと親しくしている人ってほとんどが年上だったことに気づきました。

年上のまあまあ親しくしている方と話すとき、「ぼく」が一番使い勝手がいいことに気が付きました。

 

「ぼく」を使うようになってから、使っている自分自身が随分変わった気がします。

まだあまり親密でない人への距離の縮め方も「ぼく」だと会話がスムーズだったりします。

 

一人称、

「わし」「わがはい」「せっしゃ」・・・

他にもたくさんありますね。使う人は少ないですが。

(終)