メルセデスベンツSクラスW222前期型のヘッドライトレンズ曇りの修理です。
こちらの車両は弊社所有のレンタカーでして、突然曇り、と言いますか、
水滴でビショビショになってしまいました。
この車両ではないのですが、以前も同様の症状でヘッドライト内に乾燥剤を入れたり、光軸調整ボルト部分を
ゴムシートで覆ったりしましたが、多少良くなるものの、完全には直りませんでした。
乾燥剤においてはベンツ純正での用意があり、それを取り寄せて付けました。
しかし、今まで全く曇らなかったものが急に曇りだしたヘッドライトに乾燥剤なんかで
対処できるのか、当初から疑問がありました。
ドレン(空気穴)の詰まりとかであればヘッドライト内の空気の入れ替えができなくなり、多少曇ることが
あるかもしれませんが、写真の状態ではどこからか水は侵入したとしか考えられません。
そう考えるとやはり劣化する部分、つまりレンズと本体の合わせ目のシールが原因ではないかと考察しました。
殻割しても直らなかったという書き込みも拝見しましたが、とにかく一度、シールし直すことにしました。
まずバンパーを外して
ヘッドライトを外し、合わせ目のシールをヒートガンで温めていきます。
ベタベタに耐えながらなんとかレンズを外していきます。
外れました。
しかしこのようにレンズ側と本体側にベタベタのシールがたっぷり残っています。
半日かけてこれを出来る限り取り除きました。
新たにシールして一日乾燥させた後、漏れがないかどうかテストしてみます。
水の侵入もなく良好です。このまま組み付けて様子を見ることにしました。
ところが次の日、
若干の曇り発見。
この日は天気も良く気温の高い日でした。
シールする前にヘッドライト本体に少し水分が残っていたのかもしれないので
このまま様子を見ることにしました。
その後は良好で、雨の日でも曇らなくなりましたので修理完了としました。