執行幕僚長訓示
平成二十六年一月十四日
総隊執行幕僚長
何処かの掲示板で北総新選組(鉄道輸送警備隊第三業務隊)を指して「単なるコスプレ集団」と投稿した者が居ると、その目撃をされた方が御心配をして下さり第三業務隊にお知らせ下さいました。
「単なるコスプレ集団」が十年も流山新選組本陣跡・閻魔堂の史跡運営(防災防犯警戒・観光案内)と共に、地元商店街・町内会の各種催事支援や蝋燭回廊の製作運営・防火管理までやりましょうか?
現状も実態も見ないままにこの様な無根拠な投稿を行うものに対しては、断乎とした多面的防圧措置を行うだけのものであります。
しかし他方、現状の北総新選組が「無覚悟」な状態でそれら任務を受け、事業展開計画の半分も遂行出来ず、また各員多忙と言うものの現場に出て来られる隊員が圧倒的に減少している事も事実で、七割は「北総新選組はコスプレ団体とは違う、何処に眼を付けるかうつけ!」と反撃出来るものの、三割は「外部から見たらそう言われる体たらくではあるわな」と黙するしか無い状況である。
一方で、何の犠牲や危険に対する確実な防圧策も訓練も経験も無いままに、ただ「目立つ」と言う事からか、「新選組本陣跡」の史跡観光案内の「立位置」を狙い奪おうとする輩も少なく無い。
北総新選組は新選組マニアの集団では無い。
便宜的に全国新選組サミットに加盟しているものの、それは明らかに一般消費者にとってもそのファンにとっても関係者にとっても実利被害を受ける可能性が高く、どころか精神的被害・実利被害を受けた者が多面的複数存在する自称新選組ファン団体の被害増加抑制の為に再度正式加盟し、その団体の除名に同意・支援だけの事であり、残念だがその組織が急激に変革する国内観光産業の環境に順応し、持続的で実効性を伴う観光創造事業を具現的に展開推進し得るとは考えていない。
北総新選組こと第三業務隊はその主任務が観光旅客対応であり、多用途対応の第一機動警備隊や列車乗務及び添乗警戒・運営専任の第二機動警備隊(非常設)とは異なる展開面を持っているものの、鉄道輸送警備隊が管轄する完全市民セクターによる実戦経験・現場即応を主眼とした防犯防災組織である事に変わりは無い。
また、「コスプレ」と言う文言の定義に於いての反論だが、北総新選組(第三業務隊)に於ける任務遂行時の規定装備が「羽織・袴・和服」なのは、その史跡運営を行うと共に来訪観光旅客が期待するイメージに沿ったスタイルで接遇するのは演出上或は一般市民や鉄道輸送警備隊他部隊要員と担当受任者との明確な区別ほ付ける意味合いのもので、言い換えれば「責任所在」の明確化に必要であるからこそあの場で浅葱羽織・袴を着用しているものである。
この為、北総新選組展開中であっても第三業務隊要員並びに命令によって他隊から「当番応援」となっていない鉄道輸送警備隊隊員・幕僚はそれら和装をしないのが通常である。
弊隊に於いて制服が必要なのは、独自で団体専用臨時列車の企画・運営を行う際に一般旅客やそれら参加者・鉄道職員・警察等職員と明確に区別が付き、しかもその「責任所在」を明らかとしなければ最低100キロを超える専用列車の運営管理が出来なかった為の必要に迫られた措置であり、また法制上それら職員と紛然となる衣装は違反となる為に、それら法制や慣例と比較し適法でしかも責任所在を明らかとする制服を設定した(1991年。統一した名札や腕章などは1981年にルーツとなる北海道鉄道研究会警備班当時より着用した。)ものである。
その延長線上に北総新選組の浅葱羽織も存在するのである。
他方、鉄道輸送警備隊は独自企画以外にも行政・鉄道企業・市民団体の要請や支援に応じて「派遣」される事も多く、その内容に拠って制服着用省略とした場合もあったが、原則的には鉄道輸送警備隊設立以来32年の伝統として「任務に際しては制服を着用」としているものである。
俗に「コスプレ」と呼称される行為は個人や同趣の団体に於いて、あくまで個人的趣味の範疇の中で多様なキャラクターの再現をするものであり、そのキャラクターとしてイベントの「出演者」となる場合はあっても、保安防犯防災の実効性や責任は不問とされるものである。
しかし弊隊はその責任は常識的並びに法制上の範囲に於いて存在し、その防護防圧に勤める義務がある。
個人的責任の他に社会的責任も負うからこそ「責任所在の明確化」が必要なのである。
形態は異なるが警備法に規定される警備業者やその雇用される警備員には何一つ特権は認定されていない。
現行犯逮捕は「何人も」と刑事訴訟法に明記の通り、特段の権利や資格が無くとも行使出来るし(但し職務質問に該当する氏名などの聞き出しや原因の追求は不当行為である。)、「受託看守権の行使」はそれを複数定例的有償事業としない場合、警備事業者で無くとも出来る(隣近所の人や町会の会館の留守番もこれに該当する。)。
但し、その責任所在の明確化から警備事業者は制服を制定し公安委員会に届出をしなければならないものとなっている。
ボランティア警備部隊とは言え、「責任」を抱えているからこそ「制服」を着用しているものである。
その32年の実戦経験と名誉、そして実績を雑魚に馬鹿にされて黙っていられるものではない。
また新選組ファンと自称する者のごくごく一部も同様中傷があるらしいが、なら自身明確に公の為民の為に義を掲げて戦ってみろ。
小競り合いですら逃げ出す軟弱者が負け吠えするな。
異論あるなら何処かで殴り合いを経て我の元に来い。
反撃と同時に反省もある。
それら中傷を受けているのは北総新選組要員全員なのである。
そのチームのメンバーである限り、そのチームへの毀誉褒貶は全て諸君個々に向けられたも同然なのである。
私の職責は鉄道輸送警備隊の任務を社会公益の観点から高実効性の戦果を実現し、各要員の質を向上させ、無事故無死傷と共に諸君のその勇気や覚悟と言う名誉を守る事にある。
しかし、その名誉も戦場も守るべき城も諸君の覚悟と任務へ臨む姿勢で決まるものなのである。
それら誹謗中傷の一端は、現状北総新選組要員全員の「隙」や「無覚悟」から生じた、或る意味「敗北」なのである。
勝てない部隊なら解体するまでの事である。
鉄道輸送警備隊総隊に期待される若しくは開拓しなければならない「戦場」は幾多もある。
各自厳しい個人の環境である事は承知の上、この北総新選組なり「本陣」なりが必要で大事と思うなれば行動し戦え。
隊員各員の猛省と任務に臨む姿勢の再認識を深く求める。
以上
鉄道輸送警備隊執行幕僚長 指令 吉野義将