ブログネタ:幕末に生きてたら佐幕派?討幕派? 参加中私は佐幕派派!
小生は近年まで
「歴史」ってものがどんなものか
ほぼ全く知らないも同然でございました
千葉県東葛飾の流山市根郷地区に
観光・防災防犯部隊を派遣するようになりまして早くも九年
地域観光
それも極めて旅客需要の規模が小さい新選組の史跡を
真剣ににぎやかすなんて
鉄道再生創造一本の我々が手を付ける事そのものが
まぁ冒険ではございました
いわゆる
「近藤勇陣屋跡」
とも言われる流山新選組本陣跡で
来訪観光旅客の応接をして行くのが精一杯で
肝心の「史実」が立ち後れていた事に気付いたのが始めて三年程経た頃の事です
自称・新選組研究家
と言う皆様は
「概史」
ばかりの記述でして
肝心の「通史」が出ない
と言うより無い
本物の研究家・歴史家であられる
あさくらゆう先生
大山格先生
を始めとした先生方に触れてようやくまともに「幕末の世界」が
少々理解出来た気になった昨今であります
元々
小生は新選組に興味はございません
むしろ
北海道小樽や函館で多々眼に致します
榎本和泉守武揚
その先輩である
勝安房守義邦
こちらにシンパシーを感じるものです
この二人はいわゆる江戸の「シト」で
「シモ、シッパって」
「シャク円」
ってな「し」と「ひ」の区別が苦手な民族
浅草本籍の小生にはとても親近感が持てるもので
もう一点
日本国有鉄道に身を置いておりました経験から
「分割民営化」と言う「御維新」を
丸々抱えたヤツ等の集団が現在の特定非営利活動法人交通文化連盟でして
追い詰められた「元幕臣」の皆様の心情が
勝手な言い分ですが納得も出来るのでございます
ただ
そんな北総新選組の現場で
「薩長土肥による明治維新の結末が昭和20年09月03日でさぁ」
とか言いふらして居たのはかく言う小生・・・
ところがこれが一世一代の大恥でございまして
大正10(1921)年10月27日
欧州バーデン共和国(現ドイツ連邦バーデン=ヴュルテンブルグ州)の観光地
バーデン=バーテン
に
陸軍士官学校16期の永田鉄山・小畑敏四郎・岡村寧次が集まり
薩長派閥の軍中枢からの排除や旧佐幕勢力出身者人材の結集などを企てる・・・
俗に
「バーデン=バテーンの密約」
と呼ばれるものですが
新選組の本
と言うより
新選組だけを書いたブーム便乗娯楽図書
の場合
新選組・・・
いや
土方義豊の戦死(と北蝦島政府の恭順表明)
で明治維新が終わってしまって
その後はまるで「おまけ」みたいな扱いになっている・・・
どころか
明治二年
で「萌え時代」が終結しているので全く触れない
のも多々
第一にスタートが
合衆国海軍ペリー准将の来訪
からとなっているのですから・・・
例えば
国鉄分割民営化の歴史を書くなり言うなりしようと致しますと
単に「国鉄概史」若しくは「個別史」
に加えて
行政改革・労働組合や55年体制の老朽化
そして年金問題を無視する事は出来ません
鉄道だけが好きだから鉄道の話題だけ知っていれば良い
と申しましても
そもそも国鉄は国民生活・経済に大きな影響を持ったインフラ商売でして
個別史だけを知っていれば良いと言うものではございません
「うどんが値上げだってよ」
是は小麦粉の高騰が原因でして
その理由を尋ねて参りますと
「政府による小麦売渡価格の高騰」
そして
「世界的な小麦需要の増加と収穫数の減少」
と言うお話になります
大山先生の解説ですと
「明治維新は狭く見ると政権交代、本意では諸外国との不平等条約締結から解消」
と伺いました
政権交代の部分で攘夷運動が沸き起こる「幕末」から西南戦争終結迄となり
本意ではペルリ来航から明治44年まで
と相成ります
小生の大恥とはこの直後
大正デモクラシーを経てその旧佐幕派地出身軍人による薩長閥排斥
これを知らなかった事で
「維新の完結は日本の大敗戦」
と大嘘を言ってしまっていた事であります
小生は旧幕臣にシンパシーを抱いておりますし
会津にも深い思い入れがございます
東北や北海道ばかりを旅しまして
心情としては佐幕派ですが
先ずは通史を理解しませんと個別史も掴めませんし
通史があっての「概史」です
あ
何処かの偽装好きが新選組通史なんて言っているようですが
これはおかしな日本語になりますわなぁ
多分に「新選組の成立から終焉まで通した歴史」と言いたいのでしょうが
これは恥ずかしい
もっとも嘘や誤摩化しが生活習慣な方ですから
御本人はその馬鹿丸出し事案に気付かないのでしょうけれど・・・
さて
通史から見ると新選組は草莽集団の一つでしか無く
中央政界から見れば極めてローカルな出来事なのですが
その影響は大きく
また
今日も多くシンパシーを寄せる人々が居ると言うのも事実
それらが創作や通史を無視した(自称研究家と言う方々による)便乗図書から
「萌え」
となったにせよ
特に女性は政治だの軍事だのより個別キャラクターの動静こそが関心となる傾向が強く
周りはどーでも良いじゃん!
と言う姿勢であられる事がまぁ多々・・・
その個人の思想信条の自由勝手いい加減は憲法にて保証されておりますから
それをまたどーこー申しませんが
「これは私見なれども」
と前置き必須な言い草となるものです
某税金の様に庶民から銭を巻き上げる放送団体の大河ドラマと言うヤツで
完璧に創作・いい加減・嘘八百
なのに
「このドラマは事実をヒントにしたフィクションです」
と言うテロップを入れない極悪非道
国内最大放送事業者の権力を振り翳し横暴だらけやりやがる
ここが分割民営化されない事が小生は余程に不思議ですわ
公共と言いつつ偏向報道しかし無ぇのにねぇ・・・
愚痴はさて置きまして
戦国時代と比較して幕末維新は僅か150年の出来事
とある明治の元勲のお一人で
その嘘八百大河でも登場して後半に大きな役所となる方の御子孫から伺いましたところ
「ウチのひぃ爺さんの事を爺さんから聞いたんだけれど・・・」
ワンクッションはございますが「実見証言」が伝わってしまう
150年とはそんなタイムスパンなのです
現実に
大久保大和守こと近藤勇の実家御子孫の方が流山本陣跡にお出でとなっておられますし
榎本武揚御子孫の方にも
「日本人最初の蒸気機関車操縦者は武揚さんだと思っております」
なんてチンプンカンプンな事を直接申し上げた事もございますし
ドラマの上にだけ存在するキャラ
などでは無く
現実にその時代に生きていた人間なのであります
だからとてそれが偉いと言うものでは無く
肝心なのはその御子孫でしか知らない受け継げない「鍵」を
個々お持ちなのだと言う事です
あさくら先生は個人史からその環境を解析する天才であり
その傍証確認は全く慎重で
それはそれはただただ口を開けて伺うしか出来ないものです
スケールからすれば比較にもなりませんが
かつて日本最大最速の蒸気機関車C623機の復元・運行に関わった者としまして
例えばウィキペディアにしろ雑誌記事にしろ
「北海道旅客鉄道が民間団体の北海道鉄道文化協議会の協力で実現した」
なんて記事が氾濫しております
何を言うか!
事実も真実もその逆で
「北海道鉄道文化協議会が乗務員・技師の年金分組込の人件費を含む全ランニングコストを負担し、北海道旅客鉄道一部幹部による文句文句の蓄積を柔かく解決しながらナダメて空かして実現に向けた」
が事実で真実であります
第三者が検証するのは不可能になりつつありますが
残念な事にその傍証となる書類は北海道鉄道研究会が今も保管しております
歴史に嘘は百年の恥
どころかその先に続く可能性を踏み潰す極めて危険で愚かな行為なのであります
C623機に関わった人々で
その今世最後のお喋りが
「ロクニの真実が伝わっていない事が悔しい」
そんな方が十人は居ます
そして小生はそんな言葉を直接この耳で聞いております
その中枢に居るからと言っても
立場やその後の社会情勢から
「真実」
を語る事が困難となる場合が極めて多いものであります
たかが「蒸気機関車」でも
そんな事になっている訳でして
政権交代
しかも内戦を伴う政治闘争となりますと
立場が変わりますと真実も変わるのです
個人がキャラに萌え萌えする事を否定も非難も小生は致しません
しかし
「そこに生身の人間が確かに生きていた」
しかもそれは
「戦争は政治」
と言う原理の元で内戦を経験してしまった人々だと言う事
そのキャラはそんな政治や国際情勢の動向に大きく影響されてそんな人生を経たのだ
と言う事
これは「歴史好き」と口にする全ての人間が心に留めておくべき
肝心事
と小生は確信しております
知らないって本当に怖いし・・・恥ずかしいっ!
(文責・岩崎安房守義将)
