七夕の願いごと ブログネタ:七夕の願いごと 参加中

人の世に
三の義あり

一に小義
親子兄弟夫婦の情愛
是に結ぶものを
守らむとせしむる処の心を云わん

二に中義
主君師匠の命愛
是に生ずるものを
護らむとせしむる処の心を云わん

三に大義
同胞の慈愛
是に湧きせしむる処の心を云わん

大義の中の大義もあり

全ての命を慈しみ
その血潮を感ずる処の無意識の中の意識を云わん

武と言うも
勇と言うも
その各々中義を旗として
土に伏せし人を生みせしまんは

たりと言うべきものなり

大義の将とは
民の艱難苦暮より出ずる怒りを知り
人の屍を見ずして
その和を探る者を言うなり

猛き若者が
白刃を握り野辺に斃れるを
武勇
武士道
と言うは容易きことと言えども
その母の嘆きをば
誰ぞ汲み上げ
後世に残さざらんや

我もまた
憤死を夢とし
その死地を北に求め南に走り
前隣在る戦友
数限りなく斃れたり

夢失うは死するも同じ
されど
見失いしと自身思うその足元に
新しき夢の芽は無数に
その見出される時を待つものなり

生まれて滅するは自然の道理なり
なれども如何に生き如何に死するか
是を語り会えし人の何と少なき事か

大義にこの身を散らすもまた
出世の本懐是也
なれどもその大義こそ
失わずに済む命を護る道と知らずば
無能の暴徒になるものなり

我が敵
狙うは民をば苦しめたる一凶の首
この誓い二十余年を経て不変なり
なれど
その覚悟を自身尋ねしが
残す思いの何と多きか
この覚悟の備わる事を

と云わん

その身
土に埋もれ果て
誰その口に詠われずとも
人として生じたる草露爪土の然なれば
何ぞ民に人に命に時代に奉じたき
この身なり

日月諸天に祈らむは
ただ
無数が命の安寧なり

平成二十四年七月十一日
 安房守義将