どこでもドアがあったら行ってみたい観光スポット ブログネタ:どこでもドアがあったら行ってみたい観光スポット 参加中
ドラえもんの
「どこでもドア」
その発想こそが
我々の大敵なんです。
そして
それにこそ
大きなヒントが隠されて
まぁ
居るんですね。

12月04日に
東北本線別線増線・通称、東北新幹線

新青森まで
開業致しますが

ま。

早い。

とても

早い。

昭和57(1982)年06月の時刻表から比較しますと
当時最速のルートは
上野15時30分発特急第1M列車「はつかり11号」
これの青森着刻は00時13分。(08時間43分)
また
常磐線を経由した
上野14時48分発特急第11M列車「みちのく」
これは青森着刻が23時50分(09時間02分)

それが
青森00時10分出航青函第11便(函館着岸04時00分)

青森00時35分出航青函第1便(函館着岸04時25分)
に接続します・・・

極端な話。

この師走に開業する「はやぶさ」便では
東京~新青森間が03時間20分
上野からなら03時間14分と考えて
第1M「はつかり11号」なれば
福島駅到着・開扉中ですし
第11M「みちのく」なれば
平~原ノ町間を疾走中です。
つまり福島県内に居る訳で

青森~函館間に至っては
現行特急「白鳥」系統がほぼ2時間ですから
乗り換え20分としても
上野~函館間が
当時約13時間なのが
今度は5時間40分になっちまうんですね。

もっとも
飛行機なら
1時間半で着いてしまいます。

ところで
そんな純粋半日を過ごさなければならない列車内。
実は楽しみはたくさんございました。

第11M「みちのく」は特に盛り沢山でしたね。

上野を出て下町を抜けて
利根川を越えてちょっと行くと
常陸野の田園風景が拡がり
水戸を出てちょっと行くと
進行右手に太平洋が現れましてね
常磐線から東北本線に入る辺りで
時間は夕方の7時頃
常在戦場!~安房守義将之勝手御免~-11M我孫子
食堂車に参りまして
ここは定番のスパゲティ・ミートソース(450円)
にアイスコーヒー(250円)を頂き
橙色の空が茜に変わり
東には紫の宇宙がじわり
田圃の中にある踏切で
女学生達が自転車に乗ってお喋りしている
その姿も全て茜に染まり
そんなところで自席に戻りますと
もともと寝台設計の583系電車
深い屋根と向かい合わせの格別広いシートに身を沈め
ふと車窓を眺めますと
時折漆黒の闇に
踏切の水銀灯や
赤いランプの信号機が飛び過ぎ
転寝をしているうちに
放送が掛かります
車掌さんが青函連絡船の乗船名簿を配りに参りまして
書き終えて車窓を見ると
浅虫辺りの津軽の海に
遠くイカ漁の光・・・
青森駅に到着しまして
進行方向にホームを参りますと
桟橋はもうすぐ・・・
青函「津軽丸型」に乗りましたら
座席なんて使いませんよ
ここは桟敷席で荷物を置いて
たったと船楼甲板の後ろに参りまして
長声一発が響く頃
既に日付は次の日へ
船内に戻りまして
夜食に何か弁当でも・・・
そんなこんなで海峡上に出ましたら
ちょっとは揺れる時間帯ですから
この時間で
シャワールーム(計7分間200円)で
内地の垢を落としまして
さっぱりしまして桟敷席
横にもなれるし足も伸ばせる
混雑の時はちょいとお互い様・・・
放送が掛かりますと
もう船は渡島半島に沿っておりまして
ベイ・ターンを掛ける頃には
函館山も深紫にシルエット
$常在戦場!~安房守義将之勝手御免~-ap2161
着岸と同時に
函館名物
「桟橋連絡通路短距離走大会」!!!!!
自由席を求めて通路とホームを
旅客が疾走!!!!
更に
道内特急の自由席は札幌方向・・・
つまり
一番遠くにございまして・・・・

そんな旅が味わえる「時間」が
時間短縮で消えて行くのですね。

ビジネスの方には
それはそれで移動時間は短い方が良いんでしょうが

その
「移動時間の楽しみ」
と言う概念こそが
蒸気機関車にしろ
夜行列車にしろ
列車の旅を創る側にとっては
最も腕を振るう「舞台」なんです。

どこでもドアも
高速新幹線も

旅情と哀愁と
旅の醍醐味と
人情にとっては
最大の敵ですわな。