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 昭和61年8月の「そらち」(札幌~歌志内~上砂川~砂川間、キハ22カーペットサロンカー2両)から始まり、

 翌年の「八ヶ岳高原」(小諸~小淵沢間、マザーグース編成)、

 平成元年3月の「会津ムーンライトエクスプレス」(上野~会津若松~上野間、在来車4両)と翌日の「足尾エクスプレス」(上野~足尾間往復、在来車4両)・・・・

角田様106 ←会津MLE。DD51745機で若松~新津まで。
 平成2年5月の「ドリーミングムーンライトエクスプレス」(上野~山形~上野間、在来車4両)、

ap2157 ←DMLE。板谷峠在来車運転のラストだったんです・・・

 平成4年3月の「わたらせエクスプレス」(上野~足尾間往復、在来車3両)、

 平成10年1月の「わたらせエクスプレス2」(上野~桐生~上野間、尾久欧客7両)、

G01 ←WAX2。EF5889機最後の活躍になりました・・・

 平成11年7月の「フェスタエクスプレッソ」(大宮~松戸~南浦和間、三鷹展電6両)、

 など・・・

 名前はその都度変わっていても、北海道鉄道研究会企画班を源流とした「列車屋」の歴史は、今になれば「マニア垂涎の列車」ばかり・・・

 実際には鉄道趣味団体が共同体の組織委員会を組んで、そのメンバーで団体を構成して転がしたモンですが・・・

 何のつながりも無い方だけでの募集はちょっと厳しいものがあり、旅行業法の関係もありましたしねぇ・・・

 もっとも、法制的には違反事例はありませんが・・・

 ただ、会津の時にはそりゃ乗りたいとの声も多く、原則としてメンバーになって頂く事で・・・

 それ以降は一応、告知は出しましたが・・・

 で、

 わたらせ2で一通り、まぁ列車内で出来るイベントコンテンツはやってみまして、

 並行して沿線での防災防犯の体制や、地域との連携・・・

 足掛け十年以上でしたが、その間に独立した事務所を立ち上げて貰っての「イベント列車乗員派出」やコーディネーターとしても幾多経験を積ませて頂いたもので・・・

 しかして、結論からすれば、

ハードに適合したソフトウェアの重要性

 を認識しただけの事なんです。

 まぁやらりゃ判らないんですがね。

 逆に、列車をイベントとして展開する方策は、こりゃ沢山得ました。

ap2076 ←この他DEXシリーズを5本。全便松戸に政治停車。

 経験こそ財産ですね。

 一時はその方向で食うかな、的発想をしたものですが、

 何せJRさんの貸し渋りが酷くなりまして・・・

 ウチでは輸送事故は一度もございません。

 旅客案内の不手際での大幅な遅延事故もございません。

 ただ・・・

 当日突然、出発時刻が変更になって、高崎駅で乗り遅れたメンバーが居たり(後続の特急あさまに乗車を案内され、本来通過の熊谷に臨時停車客扱を頂いてグリーン車での接待に、当人達は喜んでおりましたが・・・)、

 スタッフが寝坊して(こりゃ小生)途中から乗ってきたり・・・

 駐車スペースが無くて車を置けず、(駅側に確認したにも関わらず確保がされて無かったもので、稲葉式部は成田まで先行)新宿駅で30秒遅延したり・・・

 途中駅で物販に来て下さった地元商店街の方が下車出来ずに1分遅延したり・・・

 と言うものはございますが・・・

 他の鉄道ファン団体による列車運行で事故が多発、怪我人こそ出なかったものの、これで全面的に拒絶されたってぇのは痛かった・・・

 他人がやっているものは、即座に出来ると思うんですわ。

 そこに至るまでには地理的・心理的な点からも多角度的に研究して、更に本来は責任外の沿線のマニアに関する防災体制や、急病人の対応、それらの法制的課題の検討・・・

 それらを全部飲み込んで、始めてイベント列車なんざぁ出来るんですよ。

 ただ警備員をベタベタ配置しても田んぼの案山子です。

 確実に「防圧」し、「制圧」し、同時に当該列車のみならず、路線全体の定時輸送を確保するってぇのが本来の姿ですし、それがお仕事ですわ。

 携帯電話なんてぇモンが無かった時代、とにかく列車外との通信手段を如何に確保するかが大きな問題でしてねぇ・・・

 まぁそんな困難が多ければ多いほど、定時無事故で終着となった時の感激や充足感は大きかったモンですが・・・

 気が付けば、そんな列車運営の猛者は普段現場で見る面子にゃ殆ど居なくなっておりまして・・・

 もっとも水面下じゃ色々頑張ってくれてますから、

「いざ鎌倉っ!」

 ってぇ時には大丈夫。

 実際・・・

 大口団体専用臨時ご利用の御客様なんざぁ、鉄道会社にとってはこれ以上の儲けは無い商売。

 普段乗らない=収入とならないものに、通勤定期より低い割引率で、まとまって現金収入がある。

 現状では乗務員の確保が大変なんで、なかなか気軽には口に出せないものの・・・

 機材(列車)は使おうが使うまいが検査や税金は不変。

 軌道保線や電力だって、経費として特段増加するモンでも無い。

 ローコストビジネスの最たるモンなんですね。

 無論、区間や路線により物理的条件がございます。

 中央線高尾~大月間通過設定で、485系電車はトンネルにツッかえますし・・・

 何とかビュー踊り子の251系電車で奥多摩へ・・・

 なんてぇのもホーム削るか鉄橋落とすか架線柱を薙ぎ倒すか・・・

 デゴイチやらシロクニで小海線へ参りましょう・・・なんざぁ・・・

 間違い無く鉄橋が落ちますよ。

 第一、カーブが曲がれません。

 路線によって条件ってぇのがございます。

 そんなものだって頭に入ってなきゃねぇ・・・

 だから、大方のダイヤやら車体ケア(給水や給油、乗務員の交代)やらは「参考資料」としてこっちで作ってから、添付して鉄道会社に時刻や機材・乗務員の確保を「お伺い」するんです。

 無理なものなら出来ませんやね、で終わり。

 この研究だって散々やりましたもの。

 そして何よりマンパワーのクォリティ

 ボランティアったって、乗っているメンバーの生命が直接関わって来るんですからね。

 扉警番から客室事務、輸送管理、沿線警戒に至るまで、

アマチュアですから・・・」

 なんてぇ甘えは一切許されませんや

 それだけやって黒字になる事なんざぁ殆どありません。

 それでも・・・

「いゃぁ、あの時は何だったって、楽しかったなぁ・・・」

 なんて参加者だった方が十年以上も昔の話を笑顔でしてくれりゃ、嬉しい以外にありませんよ。

 その感激や体験を、今の若いボランティア達にも味わせたいもの。

 彼等のうち男連中の大半は現状で鉄道屋志望。

列車を仕立てる

 と言う経験は、彼等の今後の仕事に大きな経験になる事は間違い無い事です。

 まぁ、その心構えが無きゃ単なる労務で終わりですけれどね。

 JRさん・・・

 汽車、貸してくれませぬか・・・

 在来車3つで良いんです・・・

 割引率はノーマルで結構です。

 大口団で・・・

 お願い致します・・・