憲法で軍や兵器の所持を放棄した日本。


 海外の一部国では、凄く高邁であると評価されてるんですね。


 ただ実際は太平洋戦争終結と同時にインドシナや中国や朝鮮半島でくすぶりだした動乱ってモンに、


 米国も理想を語っている場合じゃ無くなっちまったんですね。


 で、警察予備隊を経由してジエイタイが登場するんですが・・・


 海外でのおおむねの認識は「」なんですわ。


 そりゃ兵力こそ小さいものの、武器・装備のレベルをみれば世界で20位以内に入るんですからね。


 戦をする「もののふ」、武士の集団と考えれば、自衛隊も軍隊。


 そりゃ日本の「一国平和主義」は到底通用しません。


 で、軍隊になっちまうんです。


 ところで、日本で一番「ドンパチ」を経験している集団は何処か・・・


 何も鉄砲の撃ち合いばかりが戦ではござんせん。


 敵と向き合い、打ち合い斬り合い・・・


 こうなりますと、自衛隊じゃ無くて警察・・・


 それも千葉県警察本部警備部新東京国際空港警備隊


 長い間、成田空港の反対派と対峙し、幾度と無く合戦を繰り広げて参りました。


 更に警視庁警備部第二機動隊・第九機動隊と長野県警察本部警備部機動隊は、実弾での「城攻戦」を経験してますよね。


 いわゆる「あさま山荘」ですが・・・


 警察ではそれらの「戦」を、「警備」としているんです。実際文言を使っています。


 「成田空港強制代執行警備」


 「あさま山荘人質立籠り事件警備」


 ってな具合で・・・


 海は海で、奄美沖不審船事件の際にはまさに「四対一」の本格的「海戦」を、


 軍艦では無く「海上保安庁警備救難業務用船」いわゆる巡視船、でやったんですからねぇ。


(平成13年12月22日12時48分~22時13分、北朝鮮船籍と類推される船は十数名以上が自爆沈没の為死亡、巡視船PM95「あまみ」乗員3名が負傷。)


 何せ敵さんは対空機銃対戦車ロケット砲まで繰り出して撃ち込んで来たんですね。


 対する巡視船は64式小銃・・・つまり手に持って撃つ長い鉄砲と、船に取り付けられた20ミリバルカン砲・・・


 幕末好きな方ならば、「ガトリング」と言うと萌えますかしら・・・


 結果として「撃沈」では無く「自爆」でしたが・・・


 軍艦の海戦と違って、海保の場合は「捜査」が主で、武器による抵抗があるから緊急避難的自己防衛措置として武器を使用した「警備行動」なんですよ。


 これが米国などの外国の海軍軍艦がお相手なら、迷わず大砲を打ち込むんでしょうなぁ


 自衛隊が国防上武器を使用したのは二度、これに対して海保は結構「海戦」に臨んでおります。


 さて、自衛隊と海保・警察の違いは「行動の主眼」なんです。


 ニッポンの警察活動は何と言っても「被疑者の逮捕」が大原則。


 これを悪いか悪くないか含めて判断するのは裁判所で、国際的にもそれら紛争の調停審判をする仕組みがございます。


 これに対して軍隊は「制圧」が原則。


 降参するか逃げるか討ち取られるか、何れにしろ戦は警告が発せられた段階で始まっているんですね。


 さて・・・


 国と国との喧嘩は戦争ですが、相手が集団や個人なら犯罪ってな事になります。


 武装テロ集団と言っても、言い換えれば「民間団体」。


 テロリストだって、「団体職員」。


 それと対峙するなら、やっている事は戦争でも制度的には「犯罪検挙・防圧」が正解ですよね。


 近々には、アラビアやフィリピンの海では「海賊」が出回って深刻な被害が出ています。


 海上自衛隊でも今回出張って行きましたが、何せ武器の使用に幾重も制限がある特殊な軍隊ジエイタイ。


 更に敵は言葉が通じないんですね。


 停船命令と言っている隙に逃げちまう。


 で、国連にちゃんと責任取ってもらおうってな話なんです。


 言わば国際紛争では無い、それら「市民団体」の犯罪には警察が最適


 で、「国連軍」みたいなスタイルで「国連警察」を設置されるべしと提唱するものであります。


 具体的には昔、英国で作られた特撮テレビ映画「サンダーバード」、ズバリこれです。


 実は・・・


 日米合同軍事演習で海上自衛隊は米軍機を幾つも「仕留め」ておりまして、実際に撃墜もしておりやす。(まぁこりゃ事故なんですが・・・)


 航空自衛隊も米空軍機を幾つも討ち取った猛者が幾人も・・・


 更に幾つも打ち上げてようやく一発当たった対ミサイル防空システム、海自じゃSM3一発で仕留めた(平成19年12月18日・DDG173「こんごう」)んだからねぇ。


 技術も去ることながら、仕事への集中度と言うか品質と言うか、自衛官の仕事は他国軍人さん達よりも高いと言う評価がありますからねぇ。


 米海軍第七艦隊司令官の言を通訳の海自三佐氏を介してとは言え直接伺ってますから、まぁお世辞八割なんでしょうけれど・・・


「自衛隊の士気や品質は世界トップレベル。第七艦隊はそんな高いレベルの自衛隊と一緒に仕事をしているから、この難しい地域の安全保障業務が遂行出来得るのだ。」(趣意・平成2年夏・小樽市)


 で・・・


 軍隊の存在は平和の反対、でも無いんですね。


 組織的行動が取れる多機能的人材集団、これが多くの国では軍隊ってな姿にまとめられている点があります。


 国家間の紛争はともかく粘り強い外交しか無い。


 これは古来からの原則ですもの。


 視点を変えれば、どうしても戦争したいヤツは何処にも居るモンでして・・・


 こんなバカ共を勝手にさせていて起こったのが満州問題太平洋戦争ですからねぇ。


 この時代にアジア諸国にとって、日本軍がとっても悪役になってしまった事は、こりゃ仕方が無いんですよ。


 ですが、


 何処でもそうですし、自衛隊もそうですが、大規模な災害なんてぇ時に自衛隊の活躍は凄いモンです。


 更に札幌の雪まつり、ありゃ陸自の存在無くしては語れませんしね。


 ってな事で、この自衛隊を中心として


常時待機の救援組織


 を国連主導、いや国連直轄指揮でも良いですよ、先ずは作っちまう。


 ヘリ一つでもちょいと神経質になる近隣国の皆様だって、


救難の即応を図る為の機器開発


 なら反対も出来ないでしょうし、実際にそれに特化したチームを備えておいて一番有利なのはこの災害大国・ニッポンなんですね。


 テロや海賊対策も一種災害ですわ。


 法制的には両者は異質なものですが、「日本の国益オンリー」の自衛隊と言うよりは、


世界市民の義の為に


 国境や国益、国欲を捨てて一人の人間の為に行動するチーム


 それを日本から始めたら如何でしょうかね。


 あくまで「軍隊」では無く、救命部隊としてね。


 そこに土木工作の技術も必要ですし、ヘリや飛行機、船舶だって不可欠。


 資材の輸送・設置・使用だって専門家が行って使う方が早いし的確ですわ。


 それに応じた機材の開発ってな、日本のお家芸でもあります「ものづくり」も活かせます。


 どうでしょう、一笑に付しても結構ですが、そろそろ真剣に「地球規模での行動」を真面目に考えませんか?


 国民の税金は国民に益として使われるべき


 そりゃそうですが、国連その他に拠出している銭の額は相当なモンです。


 この一部をそれに回す。


 何やら鉄砲一発も気軽に撃てない自衛隊より、正々堂々と「民の為に戦う」義軍


 その精神的質の違いは、どれだけ現場の職員のパワーになる事か・・・


 今だって、そんな厳しい中でも無数の自衛官は頑張ってるんですよ。


 やはり正々堂々とお仕事をして欲しいものじゃ無いですか。


 これが本当の「国際化」だとか思うんですがねぇ。


 これ・・・六年前に某与党に提出したんですが・・・


 結局、ゴミ箱に行ったんでしょうネェ・・・