今回は別に特段のかかわりはございませんでしたが・・・
何せ「デゴイチ」故障の話題の中で運行された第一便、それも新潟からC57180機を代打に充てての大勝負ですからねぇ、こりゃ気になりまして・・・
個人的にも昨年3月に梅小路で8630機の煙をかいだ以来でございますから、ちょいとバレンタインデー視察と洒落込んでみましてね・・・
まぁカタク言うと、
「交通文化連盟鉄道輸送警備隊特命幕僚部現況視察」
ってな事になりまして、担当幕僚の小生と参謀長の伊豆守、千葉の観光創造担当の式部少輔、それに今回は自称「鉄子」の見習士官候補の4名で出掛けました・・・
千葉みなとまで、先ずディーゼル機関車に牽引されて・・・って、個人的にはこちらの方が興奮!
先行の木更津始発第9120列車は、言わば回送なんですね。
蒸気機関車ってぇのは、こりゃなかなかに手間が掛かりまして、何せ進行方向が前一つ・・・
いゃいゃ、勿論前後に走れはしますが、ボイラの後ろに運転台が付いてまして、基本的にはボイラが前なんです。
こんなモンですから、方向転換には「さら」と呼ばれもします転車台が必要で・・・
千葉支社管内には、この「さら」が木更津しか無いんですね。
で・・・
当該列車は蒸機が千葉から木更津方向に付いてまして・・・
これをディーゼル機関車に引かせて持ってくる・・・
ね?回送でしょ?
しかし、これを「DLうんたら号」と名付けて切符を売っちまうんですから、詐欺に近いモンですわ。
先に八幡宿まで参りまして、まぁ眺めたんですが・・・
沿線は人は思うほどでは無く、まぁ極めて平和です。
で、一応沿線状況の視察ってな事だったもんですから、千葉みなとへ・・・
丁度港の海上保安部のピアに、巡視艇「あわかぜ」が休んでいたもんですから・・・
小樽に居た時も、良く巡視艇を眺めていたモンですから、船舶の中では青函に次いで馴染みがございます。
で、前日にその小樽沖から北海道を横断していた爆発低気圧の影響で未明までは大荒れでございました房総半島、列車もちょいと遅れ気味で・・・
ついに本番便出発っ!
第9121列車も6分ほど遅れを貰って、ベイエリアを参ります。
まぁゴナナくらいが絵面は良いですね。
もともと房総半島はC57形式の天下でして・・・
軽量で高速、しかも面倒見易いとくりゃ丁度良いんでしょうね。
千葉にはそんなそんな山岳急勾配は無いモンですから、平坦路線で軽列車を高速で牽引する目的で作られたコイツらにゃ、御誂え向きってなモンです。
まぁ「貴婦人」とか謡ってる向きもありますが、欧米でも構造上性質からも、蒸気機関車は「男」です。
ただ、客車は御婦人に例えられる事が多く、あちらで「貴婦人」と言えば国際寝台車(ワゴンリ)の寝台車・・・オリエント急行で有名ですが、実は「フレッシュドール」(フランスでのネーム。英国ではゴールデンアロー。大正年間から戦後まで倫敦~巴里間に運行されていた豪華列車。)編成をこう呼んだ、のでそうでござい。
冗談抜きでクイーンの納める国で、王族も随分使ったっぇから、まぁ間違いなく高貴な列車ですわな。
こっちは鉄道マニアが細いボイラーと流麗なデザインから言い出して鉄道雑誌に載せのが始まり。
いゃ、知らないからそう言うだけで、マニアの造語ですよ。
そう言えば、「やまぐち」号に使われているC571機は元々千葉は佐倉機関区の看板武将だったんですぜ。
沿線は「マニア渋滞」が発生中・・・
五井で出発を眺めて、続いて約1時間も停車する姉ヶ崎へ向かおうとしましたら・・・
後続の普通列車が止まってるんですね・・・
聞けば途中の踏切で誰か馬鹿が赤ボタン(非常ボタン)を押したそうな・・・
全部の踏切に警備員が張り付いていたんですが、まぁ素人アルバイト警備員さんには無理です。
何せマニアが大勢居ても居なくても一人か二人ですからねぇ・・・
養老川の土手でのんびりと二月に味わう初夏の日差しを満喫して、一応記録用のVを回し・・・
今のゴナナは門鉄デフと呼ばれる無愛想な除煙板が付いてまして・・・
良く考えて下さいな・・・
このカマは本来、磐越西線は会津若松~新潟間列車の定型運行用に仕立てたモンです。
門司は筑後ですが、その隣は会津の仇敵・長州ですよ。
会津でもそれを口にする方、結構多いんですよ。
越後はピンと来ないかも知れませんが・・・
それでも会津の盟友だった長岡や、会津藩の飛び地だった小出辺りじゃ今も長州アレルギーは健在。
小生が言う「地域主眼の蒸気機関車企画」ってぇのは、こんな擦れ違いを起こさない様に民間のガバナーを仲介させてってな事なんですが・・・
JRの中にそんな話を真面目に聞いてくれる人物は・・・居るのかなぁ・・・・
さて、姉ヶ崎から木更津までは、渋滞が酷く・・・
木更津に着いた時はカマは運転区でひと休み中でございました・・・
蒸気機関車運転にギャラリーは付き物。
しかし、実は沿線や駅に群がる「カメラマン」の9割は地元の皆様で、決して汽車を撮るのが趣味ってぇモンじゃ無いんですね。
イベント列車運行で何が一番怖いって、この「一般市民ギャラリー」ほど怖いモンは無いんですね。
無論、鉄道マニアも人数の割合から考えれば多く、もう迷惑を超えて刑法犯なんてぇ奴等がおりますから、目立つには目立ちますが、何より「好きな」モンを追っ掛けている連中ですから、まぁ「危険の認識」ってのがあります。
ところが一般市民ギャラリーの皆様は、先ず珍しいものをカメラに収める事が全部になっちまいますから、ついついレールへ寄って行くんですなぁ。
五井駅南方で第9121列車発車時の「滞留人員」は約380名。
このうち「らしいマニア」は100名居ませんでした。
問題は姉ヶ崎駅北方に滞留していたマニアの一群だったそうで、学生風の若い連中が三脚立て並べて・・・
こういう奴等が何より危ない。
子供は怖さを知らない。
そこで事故があったら、下手すりゃ二度と汽車なんざぁ拝めねぇ。
その怖さが分からないんですなぁ。
そんなオオ馬鹿野郎にゃ通常の警備員さんじゃとても役に立たないんですわ。
更に「実態」を知らない警察官・・・言い換えれば普通の優しいオジサン、これでも厳しい。
過去にイベント列車でどれだけの警察官がしなくて良い怪我をしたことか・・・
コイツらにゃ厳とした態度での、防圧警備行動しか無いんです。
犯罪者となって、その後の人生を棒に振っても詰まらないしねぇ・・・
何より、そこで死んじまったんじゃ笑い話にもなりゃしねぇ。
鉄道マニア諸君からすりゃウチはウザイだけの存在なんでしょうがね、そんな「犠牲者」を同じ趣味の人間として出したく無いのよ。
エキサイティングの度合いは、好きな歌手のコンサート会場の熱気と陶酔・・・
それと同じですわ。
で、そんな興奮状態、理屈じゃ無いんですね。
3月の久留里線なんざぁ怖いなぁ・・・
まぁウチは関わりも無いし、その日はレールフェステとブツかってますから出て行くも無いんですが・・・
報告っ!
2月13日滞留数値約18000名
2月14日滞留数値約21000名
2月15日滞留数値約19000名
計、58000名。
以上・・・・・・・・・・・・・・。


