全く事実なら恥ずかしい・・・
蒸気機関車ってぇモンは二重の危機管理システムを持っております。
一つがボイラ上、気笛の後ろに在ります2本の金色の筒、これが「安全弁」ってぇヤツでして・・・
これでボイラ内の圧力を一定にしているんですが、
これと「溶栓」と呼ばれる鉛で出来た安全弁がございます。
ボイラ内で水が無い状態で炊き上げ喰らった時に、こちらは温度に反応してボイラの焼損・爆発を防止するモンなんですね。
これとは別に洗缶口と呼ばれるボイラ水槽内清掃時に水抜き等に使われるものがあり、原始的ですが、確実な作用を得られる様に作られているんですね。
この週末、その「非常安全弁」を動作させたとか・・・
この確認で大騒ぎなんですが、慣れていた時代なら一日で手当ての出来たものですが・・・
何せ毎日運転でも無く、また無理な使い方を「カマ」(機関車)にも人にもさせていたるからなんでしょうか・・・
機関士にとって、
「尾灯オーライ」
つまり遅刻による欠乗・列車遅延・運休は最大の恥じと言われておりまして、
これと同じ位に恥ずかしい事が
「へそ吹き」
つまり溶栓作用、なんですね。
この週末に陸羽東線で予定されていたD51498機牽引の臨時列車は、真岡鉄道のC11325機を借り出して手当てするとの事ですが・・・
人員が少過ぎてなのか、
技術を軽んじた為なのか、
事案の原因は技術・精神の後継・継承がちゃんと成されていなかった・・・
それに尽きる気がしてなりません。
カマの解る人間を先ずは確保しましょうよ・・・
そうでなければD51はおろか、C62の、それも重連なんて幻に消えっちまいますからネェ・・・


