平成十八年三月二十五日土曜日・午前09時05分頃。
現在の事務所でもございますこの部屋の西側の窓の外から、
ミーミー!
と言う声が聞こえて参りました。
何だ?
ここへ移って来てからネコ達との関わりが殆ど無かったんですが・・・
この前年の六月初旬の早朝。
みぃーっ!
と言う悲鳴にも似た声が聞こえて、ちょっと扉を開けて流鉄の方を見ますと・・・
カラスが五六羽、なにかを突っついているんですね。
よくよく見ますと・・・
まだ産まれたばかりの赤ちゃんネコなんです。
裸足で駆け寄って、カラスを威嚇し、懐に入れて部屋に戻りました。
一時間ほどして、一人のネコが何か呼んでいる様子なのでその赤ちゃんネコを連れてゆくと・・・
首を咥えて、凄い勢いで何処かへ・・・
そんな事件がございまして・・・
転居したての頃には気付かなかったものの、この頃にはこの周囲を野良猫が四人は何時も・・・
そんな時期でございます。
流山での新選組観光案内ボランティア担当の派遣幕僚だった小生は、この日も出番の準備をしようとしていた矢先でございました。
何処から聞こえるんだろう???
でも確かに子猫の声なんですね。
第一、西側は川です。
すると・・・川に一つ、ビニール袋が浮いて居りまして・・・
それが微かに動いているのです!
折り良く担当隊長の稲葉式部が居りましたので、さっそく旗竿を持って川へ参りました。
ところが前日の雨で水位が高く、川に下りる場所も無いもので・・・
ともかくも竿で手繰り寄せて・・・
と・・・これが上手くは参りません。
そうこうしているうちに泣き声が弱くなりまして・・・
結局、10時05分に流鉄幸谷駅裏手の親水デッキでこの袋を確保し、中を開けて上げた時には、生まれて一月にならない、まだ目の開かない赤ちゃんネコが4人。
激烈な怒りと悲しみで、その場で蹲って号泣しました。
10時50分、刑事告訴を視野にカメラを取りに戻り、幾つか撮影したのがこの記事の画像です。
こんな袋に無造作に赤ちゃんネコを入れて放り込むなんぞ・・・
距離的にも横須賀橋の近くで投げ込み、その殆ど同じ頃にこの子達の
「怖いよ!助けて!」
と言う声を聞いているのです。
(被疑者はこの近くに居住する六十歳代男性と類推。)
10時55分、一度事務所に戻りまして、お湯で4人共綺麗に拭いて上げて、新しいタオルで包んで上げました。
知り合いに依頼して、山の中に埋めてあげました。
もう怒り、生命をないがしろにする無神経極まりない行為への嫌悪。
ミケの一件が大きく影響していることは否めません。
埋めて上げる時、それぞれに、
「今度は生きて会おうね、一緒に桜を見よう。」
と言ってあげました。
活動にはその後に向かったのですが、ともかくもやるせない気持ちはどうにも・・・
ただ、これには後日・・・翌年なんですが、犯行理由がありました事が判明しまして・・・
この犯行者の隣接する住宅の主が、無造作に野良猫達を住まわせていたんですね。
その環境は頗る劣悪で、無論避妊もしていませんから段々増えて、最初は餌を与えていたのに、その後は増員分を考慮しないで餌を与え続けていたんだとか・・・
ここの子達は眼と呼吸器に疾患があり、酷い状態なのを小生も幾度か目撃・・・
で、この隣人宅まで入りこんで来たところで、常軌を逸して子猫を袋詰めにして・・・
それにしたって人道的にも法制的にも許されるものではありません。
が・・・
確かに何とかしなければならない。
放置して置いて良い問題では無かったんですね。
この4人の子猫・・・
袋に入れられて、爪で袋を引っかいて・・・
それで浸水して溺死したものですが・・・・
苦しそうな顔をして・・・
真剣に冥福を祈って上げました。
この川面に桜が敷き詰められる様になる、わずか十日前のことです。


