ミケの一件で口に出さなかったものの、その頃昔の仲間達と仲違いをし、一方でC623機計画からは外され・・・と精神的ショックが重なり、暫く活動を停止するものとしました。
家族を失う悲しみ。
その一片を味わった気が致しました。
しかし・・・
桜が咲く頃になりまして・・・
とは言え四月上旬の夜は冷えます。
花嵐の夜でございました。
窓を
トントン・・・トントン・・・
と叩く音がします。
奥の部屋にある机から窓へ向かい・・・
あ・・・ミケかな・・・いやいや、死んでしまっているし・・・
なんて窓を開けますが、誰も居ないんですね。
ああ、ミケが帰ってきたのかな。
なんて、こうなりますと幽霊でも嬉しいモンです。
が・・・
また
トントン・・・トントン・・・
と・・・
今度は玄関を開けると、真っ白なネコが居りまして・・・
「お前さんは誰だい?」
にゃーご。
なんて言いまして、入って参りました。
ミケのショックが醒めないうちの事ですから、嬉しさばかりです。
ミケに買ってきた、ネコ缶を開けて食べさせて上げると喜んで・・・
で、コタツの中に入って寝てしまいました。
翌朝、にゃーご。
と声に起こされて、窓を開けると足元にスリスリん・・・としまして、その白い子は何処かへ行ってしまいました。
一人になって考えると、いや不思議なものです。
窓をノックするネコってぇモン自体が不思議ではございます。
が・・・・
半月もしないうちに、また深夜・・・
今度はトントン・・・ガソッ・・・
なんだなんだ・・・
見るとキジトラのネコです。
この子は目撃者と体験者が多いのですが、窓ノックネコの三代目。
夏の初めにたまたま尋ねてくれた友人が気に入りまして、そこへ参りました。
秋の初めになりました。
忙しい日常に戻り、久しぶりに布団で寝られると転寝しておりますと・・・
ガショッ!
と窓に体当たりしたものがおります。
開けますと、キジトラと白が混ざった子猫なんですね。
近所で伺っても、
「ええ?ウチにネコなんか来ないよ。」
と言う具合です。
この子も春に別の友人のところに貰われて参りましたが、暫くして別のニャンコが・・・
今度はようやく、尻尾の無い黒い髪の子でして・・・
言い方を変えれば人間とも言うそうでございますが・・・・
ですが・・・
「にゃ~お腹空いたのにゃ~」
なんて言いますから、余り変わりは無いかも知れません。
その後も近所のノラが時々遊びに来ると言う、まぁ不思議な部屋でした。
で・・・
こうして書いております小生の足元には、以前御紹介申し上げました、死んだ婆様にそっくりなオスネコのロンちゃんが、まるるん♪と寝ております。
ネコの居る日常。
それが小生の日常なのやも知れません・・・
ってか・・・おい・・・ロンちゃん・・・焦げてるよ!
ヒゲっ!
ヒゲっ!
