好きなミステリードラマは? ブログネタ:好きなミステリードラマは? 参加中

 サスペンスドラマの方程式ってなモンを、小生は勝手に提唱しております。

 それは・・・

「現場が楽しい作品は視聴者にウケず、現場が大変切ない作品は視聴者にウケが良い。」

 と言うものでございます。

 何より、小生の経験によるものでございますが、これは裏付け証言を随分多く伺っております。

 ただ・・・

 小生がお仕事に加わらせて頂きました作品でも、一部は引っ掛かって参りますが・・・

「いや、それは無い。」

 ってな事が随分多くございます。

 例えば

「何とか探偵○山△子の東武大師線殺人事件」

 なんてぇのがあると致します。

 クライマックス。

 犯人が西新井大師の境内でこの主人公に追い詰められて、格闘の上捕まえた!

「そんなら、教えてやろう・・・アイツを殺したのは俺さ。」

 なんて・・・

 被疑者は告白を始めます。

 被疑者が勝手に喋ったとしても、これは刑事法上で禁止となる事項で、一つ間違えるとこの主人公が

「不当逮捕・強要」

 で刑事事件の被疑者になるのですね。

 刑事訴訟法では犯罪の被疑者に対して、その現行犯逮捕は認めています。

 しかし、捜査した上で逮捕となると、裁判所が発行した逮捕状がございませんし、第一警察官でも「司法警察員」でしか認められない取調べ行為までしちまったとあると、書類送検は間違いないんですね。

 極端な話ですが・・・

 更にここで告白したものは法制上有効なものではございません。

 更に、小生も実は大好きな「踊る大捜査線」での

「本部=警視庁と所轄の格は違う」

 ってのも絶対有り得ません。

 例えば・・・

 ある警視庁刑事部捜査第一課長さんの履歴。

◎捜一課長←捜一課長心得←東京都出向←所轄署捜査課長←警察学校教官←捜総係長←広報センター←某機動隊中隊幕僚←所轄署捜二係長・・・所轄署警邏課某派出所勤務

 ってな具合で、警視総監(東京都警察本部長)もその上の警察庁長官も、警官人生は全て

「所轄署警邏課(現在の地域課)派出所(現在の交番)勤務」

 からスタートなんですね。

 で、幾年かで絶対転勤があり、本庁と現場を行ったり来たりなんですね。

 で・・・

 ドラマを作る側の人間で、そんな司法・刑事警察制度を頭に入れておく方なんぞ殆どいらっしゃらない。

 それと事案に関係する・・・被疑者が家族なんかの場合は勿論、捜査そのものから外されます。

 本庁の人間が所轄の人間を格下と見る・・・

 なんて本来は無いのですね。

 「相棒」の場合なんかは、一部のライターさんはかなり研究されていますが・・・

 第一、殺人を犯した場合、絶対的圧倒的多くの人間は、やはり普通じゃ無いと一見して判るものだそうです。

 でもリアルを追求し過ぎますと・・・不思議と面白くは無くなると言う方程式もございます・・・・
最新作「安楽椅子探偵と忘却の岬」