ブログネタ:日本に生まれて良かった?
参加中逢い難き 言葉に出会えて重ね行く 季節に業の 有るを知らしむ
四季折々、このカッチリとした時間の流れと、個々の人間の心の中にあるイメージを、決して押し付けでは無く大切にして、微笑み談じ合う機会を作ろうとする文化。
この時代に、この土地に生まれて、育ち、土に還る、それも業でございます。
とかく業と言えば、悪い事ばかりが発想されますが、仏法では業はその個々が持って生まれた宿命と明確に説いております。
ここまでお読み頂いても、何か悪い事みたいに感じられる方は多いと存知ますが・・・
業とは、もっと簡単に言えば
「固有の生命の行動傾向性」
つまりクセ、なんですね。
と、同時に存在意義・存在価値、そして使命の異名でございます。
この世にて 在るもの全て命あり 言葉言わぬも 諸天の使いや
空気も水も、常に流動しております。
生物の中にある細胞や、分子だって停止しているものは「死した」ものなのですね。
祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり
平家物語・・・ヒラヤじゃ無ぇですよ、ヘイケ物語でござんすよ。
この頭の有名なフレーズ、この祇園精舎は京都の祇園・・・じゃ無くて、インド北部の釈迦が講義拠点を構えた場所・施設の呼び名なんですね。
諸行無常・・・これを勘違いしている方は多いのですが、
「諸々の行為は結果として良いようにならない、無情である」
なんて、高校の先生が言っちまうんですから、全く泣きたくなりますがね・・・
文字を見て頂ければ、ちょいとはお解かり頂けるのでは・・・
「諸行」は全ての存在や行動=生命の表現でございまして、「無常」は常では無い、つまり変化(成長)しているものであって、常と言う事は無い、と言っているのですね。
喋らない木や草も、半年もすりゃあ、随分と大きく成長してますしね、どんな立派に作った建築物でも、老朽化は完成した瞬間から始まっています。
生命は、常に変化しているのですね。
この生命の傾向性を業と呼んでいるのでございますが・・・
例えば、好きになる人がとてもとても美人で、周囲からも人気者・・・とってもオイラになんぞ振り向いては呉れないやねぇ・・・なんて恋愛ばかりの殿方、いらっしゃいますでしょ?
これは輝いている人に眼を奪われる、ってな「業」をお持ちなんですね。
ただ、何時も遠くで見つめては溜息・・・この段階じゃ「悪業」でございます、良い事ないしょ???
しかし、注目すべきは「周囲からも人気者」、つまり「民意を汲み取る眼を持っている」ってな事なんですよ。
こんな方は人の噂や評論にも左右されますなぁ、細かい意見や個々の視点からの意見が「聞ける」とも言えますわ。
なら、組織の参謀は如何、と申上げたいのです。
細かくメンバーの意見や微細な心の動きを感知出来る、それを目的や目標の方向へ「変流」させる様に、トップに進言する役割、なんか最適です。
世間はともかくも組織で動くシロモノですからね、その中で強烈な牽引力の指揮官、ってだけじゃ人は付いて来ないものでございますから、こんな「参謀」はまさに宝玉です。
その存在価値を認知できるトップに巡り合うのも至難の業ですが、認められれば重宝されます。
そんな存在は、必ず数少ないものの、女性が振り向いて、注目するものです。
だって、そんな時には、その方が生き生きと輝いていますからね。
こうなりゃ「善業」ですわなぁ。
恋多き女性ってのもいらっしゃいますね。
あの人もステキ・・・この人も気になるぅ・・・
で、結果として何だか何時も一人なんですね。
この段階では「悪業」ですが、こんな女性は人の良いところを見つける能力を持っています。
ただ、しがみ付くだけの恋愛の方は、単に自己満足に盲目になっている場合もございますが・・・
「わたし、あなたのこんな処がステキと思うの・・・」
男性に告白しなくても、女性の友人や同僚に、例えば言って見て下さいな。
悪口なら頭に来ても、誉められて嫌ってヤツはそうは居ません。
それをクセにしてゆけば、段々本当に誉められて嬉しいポイントが掴めて参ります。
そんな女性は、人事や能力開発の現場、時として指揮官で大爆発しますわなぁ。
そうなれば、「善業」です。
桜さえ 夏に眺めりゃ ただの木ぞ 冬を耐えしに 花の輝き
自分の役割なんて、大層なモンじゃ無ぇでしょ?
その時その時で違って来ます。
この時期に桜の木を眺めて喜ぶヤツはそうそう居ませんやねぇ。
でも、冬を越えて、春になると圧倒される程の絢爛爛漫な花を咲かせます。
で、既に来年の開花準備を始めているんだそうですなぁ。
業だの、悪いクセだのと言っても、見方をちょいと変えれば強味にも、価値にもなります。
今が辛い、と言って嘆くのは簡単です。
しかし、それなら今は冬だ、と覚悟した者の勝ちでは無ぇでしょうか?
そして、春に爛漫な華を咲かせる為の準備と考えて、ちょいと違う角度で自分の嫌な点を考えてみて下さいましな・・・
仏法は繰り返し繰り返し、個々の特性に拠る生命存在の価値を発掘し、創造する方程式を訴えております。
宿命転換ってヤツですね。
また次の 春に咲かせる桜花 冬は必ず 春と成る故
蒸気機関車だって生命があり、使命があり、出世の本懐がございます。
公園に置いてあるデゴイチだって、何時また本線を驀進し、数知れない人々の感激や感動を創るか知れません。
可能性の創造、これが宿命転換の方程式、なんですね。
そんな土地に生まれて、この大切な方程式と生命達に出会えた事が、何より小生の幸運でございます。