1・船舶用語で、台風等の接近に対し着岸したままだと波浪で船体が痛むことを避ける為、一旦離岸し湾・港内で投錨して待機する航法。/2・鉄道運転用語で、事故或は臨時列車運転に際して、先着した列車を側線や本線に一旦退避させ、後着列車のホームを開ける運転整理方法のこと。/3・通勤電車区間等では、事故で路線が抑止となった際に、途中駅での「缶詰状態」を防止する為に、順番に至近駅に列車を付けて旅客を一旦、列車外へ退避させる客扱方法のこと。/4・同類語に「中出し」がある。これは中線(ホームの無い駅の側線)に停車させた列車から旅客を避難させる、或は「沖出し」した列車を中線に入れ戻すこと。但し地方によっては中線入れ戻しは「一コスリ」とも。/5・同類語に「外出し」もある。これは「停車場域外旅客降車」の意味で、駅間などで旅客を降車させる措置のことで、他に「路線外列車退避」つまり指定された線路の外へ列車を退避させる措置のことを言う場合もある。/6・Hな言葉を連想したアナタ、ダメよん。
事故などで列車の運転が出来なくなった時、鉄道屋が真先にするのは原因の探究ですが、次に考える事は立場と役回りによって大きく異なるものでして、例えば運転士や車掌だと一刻も早く近くの駅に列車を入れて、扉を開けたい・・・と思います。
御客様が缶詰になってしまって、色々尋ねて来ますが、乗務員も同じ「箱」の中ですからねぇ、情報が無いのは御客様とほぼ同じ状態なんですねぇ。
「何時になったら動くの?」
とおっしゃられましても・・・いやいや、知りたいのはコッチですわ、ってぇのが本音ですね。
駅ですと出来れば見通しが付くまで、列車に線路を占領されたくないのですね、心理的にも置かれた状況も、実は乗務員と変わらないのです。
ただ、動きが全く取れませんよ、他の鉄道や輸送機関で御客様を「避難」させるってぇ事になった場合は、まだ駅の方が「地上」にあるだけ楽ではあります。
車両基地・・・電車区やら機関区やらと言う現場では、少しくらいなら遅れても運休やら打ち切りが生じて運用計画が違ってくる様な事は避けて欲しいものだなぁ、と思うのですね。
「ああ、そう・・・じゃ変更ね・・・」
とサクサク変更の手続きが出来るベテランさんが居れば良いのですが、何せ24時間・365日営業でございますから、そうとばかりでは無いんです。
が、どちらにせよ受身ですから、そう言われれば、そう処理するだけでございます。
さて、問題は運転指令・輸送指令と言う、運転管理と指示をする人間です。
グズった路線の、少なくても受け持ち路線の駅が、例えばホームが幾つあって、どれくらいの収容が出来て、何処なら折り返しや追い抜きが出来るか、なんてぇのは頭に入れてくれませんとね。
ところが、幹部への昇進腰掛ポストとなっているのだそうでして、
「責任とって将来が暗いようなことはしたくない」
ってな心理が働くのでしょうか?
ともかくも腹の座った指示は出されなくなった、と伺いました。
まずは御客様第一、ですよね。
そんな技量も是非、教えて上げて下さいましな。