では、本日は夏季集中的講義として、特定の受講者を対象に殆ど愚痴と八つ当たりの講義を行います。
特定非営利活動法人交通文化連盟社会局地域部が管轄する北総新選組、こと新選組主題流山電鉄沿線観光創造事業は元々、業務局が管轄し、そのセクションに企画制作室と言う看板ばかりの部科がございます。
このセクションはレールフェステを始めとするイベント型事業の企画と制作実務を専らとするものでして、そこに「幕末機動少女隊」なる小隊がございました。
まぁ言わば自前の地域アイドルグループなのですが、何かと経費の掛かるそれら地域活性化コンテンツに於ける芸能部分を、ともかくも出来るだけ「0資金」で実現させようと言う実験的なものでした。
当時、既にこの新選組チームには三十人近くの女子学生ボランティアが集っておりまして、中にはそんな世界に憧れていた者も居り、活動の刺激にもなるであろう、と画策してスタートさせたものです。
神奈川県に住む友人の右馬頭氏に相談し、彼が組んでいたバンドの曲を幾つか練習用として提供して頂いて、それを再編して実際にボーカルチームの選定を始めたのは平成十七年夏で、既に構想から半年が過ぎておりました。
一応、訓練だしね、と言う事で鎌倉の右馬頭氏自宅のスタジオでテスト録音をしたのがその8月後半です。
無論、中学二年生でズブの素人に平均4時間程度の調整で録音させたものですから、皆様にお聞かせ頂けるものでも無かったのですが、既にそれぞれに「持ち歌」を抱えさせて練習しておりましたので、個々の特徴は出ていたものになりました。
それで右馬頭氏も小生もその気になったのです。
秋に流山で新選組のイベントがあると言う事で、商店街の皆様にお願いしてビールケースにコンパネの急場凌ぎのステージを作り、原曲を歌ったバンドさんの皆様もおいでになって・・・
まぁその年の10月16日にステージ公開を果たしました。
さて、この段階ではボーカルは4人。
それが一人は任務停止で辞めさせられて、続いて受験で来なくなり、更に受験後に人前に出たくない、と辞退、一人残った彼女で昨年夏に仕上げで収録したものの、部活が忙しいとの事で辞退。
(その時の収録音源がこれです。)
所詮はボランティアのオッサンが教えたり持ち上げたりしても説得力が無いのですかね。
実はこれに並行してインディーズ形態ではあるものの、デビューの可能性とメジャーオンの体制は作って置いたのですね。
一応はイベント屋の出身なもので・・・
で、後に古い友人のA君になんと無く聞かせたんですね。
「荒削りだけれど、まぁ良いんで無いすか。」
と、彼にしては珍しく当たりがある返答があったのですが、続いて
「で、この娘達って会えるのですか?」
「うん、残念ながら全滅状態でね・・・」
小生の戦略がまぁ珍しく当たったってぇのも嬉しかったんですが、彼女達の本来持っていた才能が光って見えたんですね、彼には。
このブログをご覧になっている方で、既にタレントや歌手の方、そしてそんな世界に憧れている方も多くいらっしゃる様なので、敢えてこんな悲惨な失敗談を掲載するのでありますが・・・
取り敢えず、安房の叫びを・・・
プロ、或はセミプロでもね、持ち歌を抱えられるなんざ幸運な事。
更に、各々が持っている才能は個性の一部だと認識してプロモートされるなんざ商売としての芸能界ではまさに稀な事。
小生がナメられたってぇ感覚もありますがね、一番腹立たしいのは
自分自身の本来持っている才能をナメてバカにしていた事でありますぞ。
右馬頭氏だってアマチュアの域を超えた才能の持ち主だし、気持ち良く自分達の曲を提供してくれたバンドの彼等だって、そんな簡単に割り切れる思いでは無かった筈だ。
最初から悪意の口説きを掛けてくるエセスカウトマンやら、助平第一な自称音楽プロデューサーなんて、ヤマホド居る中で、現場での素顔での付き合いあったからこそ、それぞれの特性を掌握する事が可能なんだよ。
諸君は幸運だった。
その幸運を自分達で捨てたんです。
無論、その世界に入ってゆく事は、それぞれの幸福では無かったかもしれません。
しかし、もうそんな機会はなかなか巡って来るものでも無いんですよ。
さて、今度はそんな世界を夢見る皆様へ、でございます。
学校出ていればその職業に就ける、なんて甘い世の中は昔から無いんですよ。
先ずは自分を徹底して知ることです。
自分はどんな歌なら歌えるのか・・・・誰だかに憧れるんだ、とか、誰だかを目標とするんだ、では無くて(それはそれで大切なんですが、それが100%って人が多いのも事実ですね。)、あくまで商品として売り込むのはそんな芸能人のコピーとしてのアナタじゃ無ぇでしょう?
そのためには徹底して自分の向き不向きと、出来る出来ない、そして何が一番自分に心地良いのかをしっかりと把握して下さい。
自分のウソ・偽りの無い声を知るためにはカラオケは絶対ダメ。
カラオケクイーンがレコード大賞に輝いた事なんぞ無いでしょ?
自分のウソ・偽りの無い姿を知るためにはコスプレではダメ。
どんな衣装を身に纏っても、「これは自分の仕事用制服」と着こなせなければウソが露呈します。
で・・・
出来る出来ないじゃ無いんですわ。
ヤルか、ヤラないか。
その上で、きっちりと自分の素っ裸を見てくれる・・・と言ってもヌード写真ってぇこっちゃ無いですぞ!
精神的に自分の評価をしてくれる人を見つける事です。
ボイストレーニングをしてくれる先生を探すにしても、単に音大出ってだけではこれは時間の無駄です。
音楽制作・イベントで下働きなりを経てきちんと各自の「実務音楽商業理論」と「音楽芸術哲学」・・・いや、むしろ「人間哲学」を持った師匠を探すべきです。
その上で、売れる売れないは、プロダクションの担当者を我武者羅にさせる輝きを自分がキチンと見せられるか、自在にコントロールできるかどうかに掛かっています。
小生はその道のプロではございません。
それをやろうとも思いません。
しかし、それを使う、或は発注するサイドの立場の人間として、求めるものはその「キッチリ」なんですね。
お役人にしろ、企業の担当者にしろ、失敗は自分の生活を左右するものです。
責任が明快である人は、真剣です。
真剣に自分が「楽しい」「嬉しい」と感じられるか、それが才能が開花した事の信号なんです。
繰り返しますが、自分の才能をナメるな!
自分を全部信じて慢心になる事は避けて、自分を信じてくれる人々の眼を信じる。
そして・・・疑い無きを信じると言う、です。
お酒も同じ量飲んで直ぐに酔う人、酔わない人と差がある様に、それぞれの才能の開花がどんなスタイルになるのかは皆目見当なんか付かないのです。
ですから、自分を信じる人間を信じる。
その為に身命を削って磨いて・・・その覚悟が無ければ、インスタントアイドルで終わっちまって、四年もしねぇで大衆の記憶からもさっぱり消えちまいますよ。
そんな簡易的芸能人を目指す方は、こちらの記事はどうぞスルーして下さいまし。
夏休みで都会へ出て、そんな甘言に惑わされて生涯悔しい思いなんかしない様に。
で・・・・
夢を見るにもエネルギーは必要ですし、夢を現実にするには更に数万倍のパワーが必要です。
でもね、誰もが持っているのですわ、そんな原動力をね。
では、本日の愚痴は完了。
んでもってね・・・・次回の執行幹部会議で提案したいのよぉ、新ボーカルメンバーの公募。
え?
やっているけれどね、ボランティア募集で応募してくれる訳も無いって気付いてね・・・
どなたか幕末機動少女隊新ボーカルチームに志願(希望では無いですね、志願ですわ。)される方なんぞいらっしゃいましたら、安房守までご一報下さいませ・・・・(応募皆無かなぁ・・・・また和泉守や出羽守に何か言われそうだなぁ・・・・)