鉄道模型だけのお話ではございませんが、例えばジオラマを作るとして・・・このリアリティを引き出すのに、常識的に使われている方法が「木」なのです。
市民センターやら病院やらで、業者が用意したのでしょうね、よくその建物の模型なんかか飾ってあります。
それそのものは大変精巧なのですが、これと博物館などで「昔の街並」だとか「古墳群模型」なんて題名で展示してございますものとは決定的に違う点がありまして、これが「周辺の再現」なんです。
鉄道模型のジオラマ、レイアウトと呼びますが、本来は鉄道模型のジオラマはレールを転がる車両と言う俳優たちを引き立てる舞台装置であり、大道具であり、脇役なんですね。
しかし、映画も舞台も、主役もそうですが脇を固める脇役の俳優さんやスタッフがキッチリとした仕事をする方々であるならば、キチンとした作品に仕上がる様に、模型もそれらの脇役や装置がキチンとストーリーがあって、それに沿ったシナリオがあって、それに裏打ちされて作られるのならば「見飽きない」ものになります。
逆に思い付き寄せ集めのものは、個々がどんなに精巧でも見飽きるのです。
で、それらをまとめてリアリティに見せる魔法のアイテムが、木なんです。
ところで木は自然に出来るものですから、同一のものは二つと存在しません。
更に地域の気候・土地の特性などによって生えている樹木の種類も千差万別。
しかして、鉄道模型メーカーは勿論この魔法のアイテムを商品化しておりまして、国内大小9社・世界で40社程が製品として販売していると言われますが、この多くは「大量生産同一規格」なのです。
同じ種類の木でも同じものが無い・・・
ここが脚点です。
そこで、同じ種類であれば、非常に似通い易い木ならば大量生産出来る!
と、既製品買ってくるのは手っ取り早いんですが、ともかくも単価が高い。
見応えの在るものはノッホ社製で1本420~630円(標準価格・税込)、 こちらはケヤキ・コブシ・ユリ・桃とすべて実に「らしく」作られています。
関水金属社製で1パック10本入りの完成品樹木と言うのがあり、これは1260円。
ただ、この魔法のアイテムは大量使用が原則で、使わない市街地ですら一坪50本は欲しいですし、これが山岳地帯だの海岸ぺりだのとなりますと最低でも200、見応えを感じさせるには500本は使ってしまいます。
これを先のノッホ社のもので仮定しますと、ケヤキの森なんて300本×525円で157500円。
パック10本入りのものでも30箱×1260円で37800円。
更に・・・同じ木でも少しですが色合いが違ったりします。
こと此処に至り、小生が採用しているのは河合商会社他の木の素を使った廉価針葉樹大量生産方式です。
一見しますと緑色のナイロン三角ブラシ、なんですが、これを使います。
用意しますのは木工ボンドを水で2倍に薄めたもの・茶色系カラーパウダー・緑色系カラーパウダーをそれぞれ容器に入れて・・・紙コップなんかが最適です。
それとこの三角ブラシ。
先ず、ハサミで枝を整えます。
撚り切れなかったナイロンが飛び出したりしている事がありますから、これが仕上がりを左右します。
続いて、これの幹を持って、木工ボンド水溶液に枝部をガバッと漬け込みます。
で、新聞紙の上に置いてタレなどを落としまして、緑色系カラーパウダーの紙コップに回すようにして入れます。
ボンドが乾燥する前、でも液ダレがあるとダマになりますからご留意を。
微妙に色の違うものを作り分けたい場合は、このカラーパウダーの調合を変えれば幾らでも色違いが出来ます。
ちなみに画像のものは深い緑+若葉色に少々茶色をブレンドしたものです。
これで引き上げて、一旦また乾かして下さい。
下の画像の様に一見ダマになっていても、乾燥させて無駄なパウダーを落とすと針葉樹の枝部完成です。
次に幹へボンドを塗るか、手芸用紙両面テープを巻いてから、やはり木工ボンド水溶液に浸して一度タレを落として、茶色系パウダーのコップへ。
これで幹にも色が付きまして、針葉樹が完成します。
材料単価は20本入924円ですから、46.3本/円程度っ!。
カラーパウダーの他、粉末スポンジ(フォーリッジ・ターフ等)などもありますから、三角ナイロンブラシも色々な木に変身させられます。
また組立て式樹木セットなるものを使うと広葉樹系統がやはり安価で出来ますし、トミーテック社では半完成品としてなかなか出来栄えの良い竹・桜・白樺を販売しておりますから、色々適材適所でお使いになられると良いと思いますよ!
(宣伝)
レールフェステ2008足立会場7月ステージ
⇒大型仮設レイアウト・体験運転レイアウト・ビデオコーナーなど
⇒今月は特別展として1/48蒸気機関車模型及び1/32自動車模型の展示です。
7月19日13時~17時30分※この日のみ鉄道模型車両の無料点検診断コーナーを開設します。
7月20日10時~17時30分
7月21日10時~15時30分
⇒全ご利用無料です。(但し公園の遊具等使用は別途)
会場・足立区北鹿浜公園展示室(北千住駅よりコミュニティバスで鹿浜五丁目団地下車か、西新井駅からコミュニティバスで鹿浜中学前下車)
主催・特定非営利活動法人交通文化連盟文化局文化事業部/共催・足立区
詳しくは弊連盟ホームページをご覧下さい。







