普段、晴れている日祝日に千葉県流山市の住宅街の真ん中で、まぁ平時はひっそりと静かなんですがね、ここに浅葱色の羽織を着て、和装して娘達が観光案内を始めて足掛け5年。
始めて2年目の事ですが、日野新選組同好会様にお招き頂いて、日野新選組まつりへ・・・だったのですが、やはりパレードなんてぇ柄じゃ無くて、警備応援ってぇ事で出掛けたんですが・・・
この年、大河ドラマで出演した山本耕史さんがゲストでおいでとありまして、街中とにかく人手が多い。
京王帝都電鉄高幡不動駅に降り立って、打ち合わせてで訪問させて頂いた、ちょいと前の雰囲気と、これが全く違うんですわ。
車2台で現地に入り、とにかくもボランティアの娘達と、警備隊幕僚団がそれぞれ衣装やら装備やらを身につけて・・・で、打ち合わせに参りますと、
「ああ、変更です、当初と変わって山本君の警護を・・・」
こりゃまずい、と思いました。
こちらは子供達の行列誘導と聞いて来たので、勿論通常の当番隊である第二機動警備隊特科中隊(当時)を中心とした娘達で構成したものでありまして、そんな警護となれば男女比同率の「慣れた」連中でやって来たのに・・・
男性タレントの警護の場合、女性スタッフが多いのは危険なんです。
熱狂的なファンの女性には、タレントさんの周囲に居る女性は・・・それが仕事であったとしても・・・やはりライバルと申しましょうか、嫉妬的心理から発生する攻撃の対象になるんですね。
無線機もっと確保して来るんだったなぁ・・・なんて後悔しても始まりません、そこは二十余年の経験ですわ、幕僚団を掻き集めて、時刻と流れを掌握して配置の打ち合わせです。
行列が高幡不動を出発、山本「副長」も登場でテンションは一気に向上っ!
当時中学2年生の彼女達は、我々の想像以上に的確に動いてくれました。
午後になり、日野宿本陣で山本「副長」や、関係者達のスピーチと出陣セレモニーがまたございまして、こちらは国道20号「甲州街道」に面している、その駐車場ですよ・・・地元日野警察署や警察協力団体、ボランティアガイドの皆様と共に、通行遮断と人波の抑えを・・・・
他の新選組ファンクラブの方々は、パレード出演者ってぇ事で大抵は見ているだけでして、まぁ圧倒されますわなぁ・・・流れる車も遮って、主要国道を駆け渡り、カメラを構えるおば様パワーっっっっ!!!!!!
可愛いウチの警士達も揉みくちゃにされつつ、セレモニーは終了し、無事一行も出て参りまして・・・
この後も行列を追いかけ、先回りして警護にあたり、ようやく市民会館で一段落。
で、このホールでトークショウがあったんですが、これの「出入り」がまた大騒ぎです。
日野新選組同好会って、新選組のファン団体の筈ですよね???
これがまた彼等が的確に動くんですよ、それは脱帽。
しかし、この中で一人、未だ19歳位の若いのが、何だか偉そうに指示しやがる。
「それ、逆と違います?」
「何が」
「この場合は御客様の方に向かって立つもので・・・」
「良いから言うとおりにしろよ、素人なんだから・・・」
まぁ、ガキにそんな処で説教食わせても仕方がありませんから、はいはい・・・と・・・・
でもね、下っ端がそんな勘違いを、それも与力で駆けつけた友軍にすりゃあ、普通なら軍法会議もんですよ。
で・・・彼の上から指示が飛び、くるくる回る警備兵・・・
まあね、こちとら現実に要人警護も経験して、こんな人波の整理防圧は幾度も・・・それこそお前さんが生れる前からやってんだぜ・・・
が・・・その若いヤツの慢心が不思議と可愛いとも見えて、それはそれで忘れておりました。
その後、新選組サミットのメンバー団体に加えて頂いたのですが、ウチがどうも気に入らなくてギリギリ合法ですが「威力業務妨害近似」な事をしてくれちゃいますファンクラブさんが、とかく何だと・・・
本来が地域観光創造事業の実現化を目指した事業が、「幕末機動警察隊・新選組」プログラムでありまして、新選組や幕末の幅広い視野での研究や勉強は大変重要ですが、そのファンクラブではありませんしで、暫く距離を置かせて頂いたんですわ。
しかして、新任の隊長のお披露目と、従前プログラムから一歩進んで、広域圏での連動型観光需要喚起に目的の舵を切りましたので、そのご挨拶にと出掛けた昨年のサミットで、可愛いと思えた慢心が、蔓延している事に気付かされました。
所詮、同好会と言うスタイルでは色々と限界があるのですね。
更に大河ドラマで一気に盛り上がって、肝心要のポイントを全体が忘れてしまったんですなぁ。
「義」
新選組だぁ、誠の旗だぁ、と言いつつも、本気で命を懸けて、戦い続ける「義」・・・趣味にはそんなもん要らないってのが、当然なんです。
貫く大義があればこそ、完全無料で出て行って・・・まぁそれ以上に、ご配慮もご迷惑も掛けておりますが、きっちりとやらせて頂いて居るのです。
でも、難しい事でもございましょうね。
ともすれば、そんな偉そうに言う小生ですら、義を忘れてしまいそうになります。
小生の大義・・・
老いたる同志の築きたる、誉れの軌道(みち)をいざ、護りぬけ
これ、これです。
気を付けませんと、イカンです・・・え?、何ぃ・・・自分自身に、でございますよ。

