ブログネタ:何度も見たくなるドラマは?
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小生がドラマ関係に首を突っ込んでいた頃、また鉄道ファンを喜ばせる様なドラマがありまして、それが「さすらい刑事旅情編」(東映・朝日放送)でございました。
今は亡くなられた三浦洋一さんの警部補と、宇津井健さんの警部を基軸に警視庁地域部鉄道警察隊丸の内分駐所員の活躍を描くものでしたが、この最初のシリーズの第3話が「函館本線小樽の女」(昭和63年10月26日放送/監督・村川透/脚本・篠崎好)と題されて、復活早々のC623機を取り上げて頂いたものです。
この時に収録された「金五郎山」からの下り列車爆走シーンは、シリーズ全部で番組冒頭アイキャッチとして使われたものです。
主演の三浦洋一さんは、とにかく細かい配慮が的確に、それも自然に出来る方で、多弁な方では無いものの威張ったところの無い優しい方でした。
「君、国鉄に居たの?大変だったんだってねぇ」
なんて声を掛けて頂いて、小生がC623機に関ったと知られると、
「ロケでさぁ、あのSLは凄かったなぁ、今もタイトルで使ってるでしょ、あれ良いよね。いい仕事しているんだね。」
と・・・
いや、辛くなりますから本題に戻ります。
さて、この第3シリーズの第20話「幻の汽笛!消えた大臣の娘」(平成2年2月27日放送/監督・天野利彦/脚本・塙五郎)が、小生の何度も見たくなるドラマですね。
何と申しましても、磐越東線で臨時列車を仕立てて、おまけに保線作業員まで動員しての収録、更にストーリーが最大協力社のJR東日本にとっては「批判的」とも取れる内容で、よくぞこんなもん作ったよなぁ・・・と感心。
ストーリーは廃止になった国鉄在来線の線路脇から若い女性の遺体が発見され、運輸大臣の娘を誘拐するとメッセージがあり、この娘が誘拐されたってぇもんでして、犯人の身代金は何と、この廃止された路線の最終日に運転された「さよなら臨時列車」の完全再現だった・・・
廃線で職を失った犯人役の運転士を山田吾一さんが、また運輸大臣をナレーターとしても超一流の内藤武敏さんが演じ、随所に分割民営化や、ローカル線切り捨てに対する批判が織り込められておりまして、60分ドラマであるのに見応えは相当なもんです。
別のドラマでお世話になった方も監督で活躍しておりまして、実はこの辺りから小生も関りを持つドラマですが、この第20話は加わりたかったですね。
脚本の塙さんのシナリオ、この「切り捨てられた人々」に対する熱い眼差し、とっても感じるんですが、犯人に対するのに何故か暖かい主人公達に見える「罪を憎んで人を憎まず」と言う刑事警察の基本姿勢・・・
そんな切なさと男臭さが秀逸な作品ですね。