レイアウトの基本の基本は何と申しましても基盤、即ち「土地の確保」です。
この「奥沢線桜沢地区」の場合、当初は1800×600mmと900×600mmの2枚組で構想したものの、どうしても「駅前の風景」を線路の外側に配置したかったので、ちょっと拡張して間口は変わらないものの、奥行が780mmになってしまいました。
平成18年1月に駅舎・ホーム・建物群の組立と塗装を始め、土地の取得・・・つまり基盤を作ったのが7月、8月のレールフェステ流山会場(流山市アトリエ黎明)で線路打ち付けをしたものです。
画像はその時のもので、傍らでは木を作っていたのですが・・・
本当は「外側線の奥沢線」と、「内側線の桜沢線」ってな具合で、独立した2線のものでした筈がですわ、敷き始めたら単なる複線になっちまいまして・・・
ところで、ジオラマとなると、一般的に欲しがられるのは「駅」・・・これは無いとメリハリ利きませんし、第一駅前の情景が欲しくて作るってのがありますからね、しかし「トンネル」「鉄橋」、これはセットじゃ無い筈。
勿論、動く箱庭ですから何作ろうと自由なんだし、1/150の模型ですからね、全部がリアルである必要はありませんし、それは無理です。
実物の場合、C62形式蒸気機関車が通過できる曲線の最小は半径302mで、302000mmとすると、1/150で2013mm。
2m13mmのカーブなんて、上の基盤の奥行どころか、間口1800mmにも収まらないんです。
しかも半径302mとなりゃ、制限速度は時速55kmになりますから速度記録時速129kmのC62には可哀相なものです。
が!「トンネル」「鉄橋」となれば問題は別でして、例えばトンネルの工事費は高架鉄道の数倍掛かりますし、ローカル線で「しなびた」雰囲気、なんてぇ路線なら軌道設計距離の短縮よりも、建設費の節約の方が重要だった訳でして、実はローカル線の方がトンネルを「避ける」ルートになっている事が多いんですね。
「鉄橋」も同様で、地質の問題もありますが、深い渓谷は極力避ける。
このために無理な勾配やら曲線やらが多くなっちまうんですわ。
このレイアウトもそんな思想で、第一個人的に楽しむって言うよりは、レールフェステの設営時間短縮と言う命題を背負った「展示物」ですからねぇ、保守容易なものにしなきゃならないので、小生が作るレイアウトはトンネルも鉄橋も殆どありません。
むしろ見せ所は鉄道より街並、って言うコンセプトで作っちまいますから、鉄道自体が余り目立っても仕方が無いんです。
で・・・気合が入るのは細かいところの細かいところ。
って言うものの、大したもんが出来る訳でも無いんですがねぇ・・・。
